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SNSに投稿されたピース写真で指紋が複製される?

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気軽に飲み会などで集合写真を撮ってFacebookに投稿し、タグが付けられる、そんなソーシャルメディアの使い方が普通にされている昨今、昨日怖いニュースを目にしました。

指紋ネット盗難 「ピースサインは危険!」3メートル離れて撮影でも読み取り可能

ソーシャルメディアに投稿されたピースサインの指の指紋から生体情報が盗られるという、なんとも怖い話です。

銀行口座や自宅の玄関を指紋認証にしていないから大丈夫!と思ったのですが、将来的にはこういったリスクもあるという事を頭に入れておく必要はあると思います。

僕は昨日ネットニュースの見出しで初めて知ったのですが、たまたま同じく昨日、ワールドビジネスサテライト(夜のニュース)でもこの話題は放送されて、今朝(2017年1月10日)のとくダネでも、個人の指紋がソーシャルメディアの写真から複製されるという話題が放送されていました。

実際にすでに2年前にはこういった映像が公開されて話題になっていたようです。全然知りませんでした。
How Hackers Can Reproduce Fingerprints From Photos

写真から指紋だけを抽出して複製するなんてことが本当に可能なのか?と思うのですが、すでに2009年に他人の指紋を使って日本国内に入国した犯罪が実際にしてありました。

すでに8年も前の記事ですがこういった記事がネット上に残っていました。
生体認証破り――国の安全に「穴」が開いた 2009年2月13日

うっすらと覚えておられる方もいらっしゃるかもしれません。この時はまだ写真からの偽造ではなく、指紋の型をシリコンで取ってから作るもののようです。それから8年経った今では解像度の高い写真画像のみで偽造できるということです。

どのレベルの解像度の写真で再現できるかなどはよく分かりませんが、世界の何処かで日々進化し続けているのでしょう。

昨日、2017年1月9日のワールドビジネスサテライトでは、親指と人差し指の指紋認証だけで、全て手ぶらで決済ができる仕組みの紹介があり、神奈川県の湯河原温泉街で取り組まれている事例が紹介されていました。

手ぶらで買い物ができるという触れ込みで、財布を持たずに気軽に決済ができるそうです。財布がないので物理的には取られる心配がなく安全なのですが、なにやらすごく不安な感じになるのは僕だけではないはずです。

このサービスでは利用前に指紋をまず登録します。指紋データの保存は行わないということなので安全と紹介されていました。

名前や住所やメールアドレスでも十分な個人情報なのに、それ以上の、生まれてから死ぬまで変わることのない生体情報が個人情報として他人に利用される可能性があるところに恐ろしさを感じます。

ソーシャルメディアにスマートフォンでみんなで撮影した写真を投稿するのが当たり前になっている昨今、指紋が映り込んだ他人の写真の取り扱いについては議論を呼びそうな話題になってます。

知らずに他人の指紋が映った写真をソーシャルメディアに投稿して、この情報を知っている人を不安にさせるようなことは避けなければなりませんね。何も問題なくても薄気味悪いという風な気持ちになるのは誰しもそうだと思うからです。

自分も含めて、許可なく人の指紋が写った写真を投稿するのが少しでもリスクのある行為だという事が分かれば、それをしないに越したことはありません。

銀行のATMでも最近は指紋認証させたりするところが大手銀行中心にあります。

自分しか認証できず、誰にも盗られない情報だと思っていると、思わぬところに落とし穴があったという感じで戦々恐々とします。

子供の写真をFacebookやTwitterなどに気軽に投稿しているお父さんやお母さんも指の写り方に今後は注意が必要かもしれません。

一度ネット上に投稿された写真は、消すことができないですし、指紋のような生体情報は一生変わらないと言われています。

ネットに一度出した情報は過去に遡って閲覧できますし、アーカイブとして世界中の至る所で保存されています。

その一例として、僕はかれこれ8年ほど前から下記サイトを使っています。既に消去した自社のホームページの過去の姿などを見る際に利用します。

下記サイトに飛んで、気になるサイトのドメインを入れて「BROWSE HISTORY」を押してみてください。存在した限りのあなたのサイトの過去の画面が閲覧できます。

インターネット上では、どこかで誰かが様々な情報を取り込み、ストックしているのが当たり前であるという認識を持つ必要があります。もちろん写真もです。

パスワードとして使うのでしたら、生体認証よりも、自分の頭の中でしか分からない数字や文字や記号の文字列の方がよっぽど安全で確実なものなのかもしれません。

指紋認証がID確認技術として確立されれば、パスワードを覚える必要もなくなって、みんながハッピーになると思ったのもつかの間、こういう話題は怖いですね。

技術の進歩で、Googleストリートビューのように、人の顔に全部モザイクを掛けるようなことがカメラに標準搭載されるような進化をするかもしれませんが、今後のこの動きに注目していきたいと思っています。

カメラの画素数はますます精度が上がるでしょうし、現在では指紋の復元が不可能と言われているテレビ映像でさえ、解像度の高い商品が続々と市場に生み出されようとしています。

その一方で、写真を撮られても顔認証しないプライバシーバイザーという商品もすでに販売されているようです。

現時点ではほとんどの人には必要ないと思うのですが、スマートフォンカメラの画素数や性能は今後ますます上がっていくことが予想されるため、指紋認証などの生体情報を何らかのサービスのパスワードとして利用している方の購入が、今後進むのかもしれません。

過剰に危機感を煽る気はありませんが、知っておくだけで防げる知識なら共有しておくほうが良いと考えてこの記事を書きました。

なお、このページの写真は写真ACさんからお借りしています。いつもありがとうございます。

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山口 敦

代表取締役株式会社ウェブロード
1974年大阪生まれ。西宮商工会議所青年部所属。プロフィールはこちら。経営理念「頑張る人の自立を応援する」の下、IT活用に積極的な個人・中小企業のWebサポートを積極的に展開しています。

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