こんにちは、ウェブロードの山口です。
今日は、ホームページ制作について、弊社が創業当初2006年から大切にしている考え方をお話ししたいと思います。
少し意外に聞こえるかもしれませんが、「WordPressサイトはオリジナルテーマで作るべきではない場合が多い」と考えています。
ホームページ制作の営業ではよく、
- 「完全オリジナルデザイン」
- 「世界に一つだけのホームページ」
- 「独自テーマによる開発」
といった言葉が使われます。
一見すると魅力的に聞こえるのですが、実はここに大きな落とし穴があります。
それは、制作した会社しか扱えないホームページになってしまうという問題です。

WordPressは本来、世界中で使われているオープンソースのCMSです。
オープンソースとは、誰でも使うことができ、誰でも改良でき、誰でも管理できるという思想で作られているソフトウェアです。
しかし、制作会社が独自テーマを作ってしまうと、その構造を理解しているのは制作会社だけになります。
すると、次のような問題が起こります。
- ページのちょっとした修正でも制作会社に依頼しなければならない
- 機能の追加が簡単にできない
- 他の制作会社に引き継ぐことができない
- 制作会社と連絡が取れなくなるとサイトが止まる
実際にウェブロードにご相談いただくケースでも、こうした状況になってしまっている企業様は少なくありません。
例えば、
- 「前の制作会社にしか修正できないと言われた」
- 「テキスト変更だけで数万円かかる」
- 「制作会社が事業をやめてしまった」
- 「WordPressの更新ができなくなっている」
といったご相談です。
どういう作り方をしているか?
どういうコードで記述されているか?
どのプログラムのバージョンが使われているか?
などの修正前の調査も必須となります。もちろんこの調査には工数がかかります。
ホームページは、数年使うものではなく、今や10年以上使われることも珍しくありません。
弊社では20年ほどお客様サイトの制作に携わっておりますが、2010年以前にお引渡ししたホームページが現在も当時のままの状態で使われているケースがいくつかあります。
そのため、制作会社の都合で動かなくなるサイトは、企業にとって大きなリスクになります。
ウェブロードでは、こうした問題を避けるため、ホームページ制作の基本方針として次の考え方を大切にしています。
まず1つ目は、オープンな構造でサイトを作ることです。
具体的には、世界中で利用されているオープンソースのテーマをベースにサイトを制作します。
そうすることで、将来別の制作会社が管理することになっても、サイトを引き継ぐことができます。
2つ目は、自社で更新できる構造にすることです。
WordPressの最大のメリットは、専門知識がなくても情報更新ができる点です。
ニュース、ブログ、施工事例、商品情報など、企業が発信したい情報を自社で更新できるように設計します。
3つ目は、長期運用を前提とした設計です。
ホームページは完成した瞬間がゴールではありません。むしろそこからがスタートです。
- 更新しやすい構造
- ページが増えても管理しやすい設計
- 検索エンジンに理解されやすい構造
こういった点を意識して制作することで、長く運営できるホームページになります。
そして4つ目が、これからの時代に重要になってくるポイントです。
それは、AI検索を意識したサイト設計です。
昨年よりGoogleの検索結果にもAIによる回答が表示されています。
また、ChatGPTやAI検索エンジンなど、新しい情報取得の方法も増えています。
AIはインターネット上の情報を参考にして回答を作りますので、企業のホームページは、単なる会社案内ではなく、「企業が持っている専門情報」としてAIに参照されることになります。
そのため、
- 専門的な情報が掲載されているか
- 実際の事例が掲載されているか
- 会社として信頼できる情報源か
といった点が、以前よりも重要になります。

WordPressは世界で最も使われているCMSであるため、その分攻撃の対象にもなりやすいためもちろんセキュリティも重要です。
- 古いプラグイン
- 更新されていないテーマ
- サーバー内に放置されたテストサイト(前回のメルマガをご参照ください)
こういった部分が原因で、知らないうちに攻撃を受けてしまうケースもあります。
ウェブロードでは、ホームページ制作の段階から下記を考慮しています。
- セキュリティを意識した構造
- 不要な機能を入れない設計
- 定期的な更新を前提とした管理
ホームページ制作というと、どうしてもデザインや見た目に注目が集まりがちです。
もちろんデザインも大切ですが、情報コンテンツが最重要SEO要因となっている今、デザイン以上に重要なのは長く運営できるサイトかどうかという点です。
更新できないサイトや引き継げないサイトやセキュリティに不安があるサイトは、いずれ必ず問題になります。
ウェブロードでは、作ることより運営を続けられることを大切にしたホームページ制作と保守を行っています。
更新しながら運営を続けることがホームページの資産価値を高めていくことになるからです。
編集後記
ホームページのご相談を受けていると「前の制作会社にしか修正できないサイトになっている」というケースに多く出会います。
WordPressは、文書ソフトのWordを使うように文章や写真を投稿できるのですが、テンプレート内のコードに文章や写真が含められていて、管理画面のビジュアル操作で文章修正や画像入替・追加ができない構造になっているサイトが意外と多いと感じます。
WordPressは本来、誰でも運営できるオープンな仕組みですが、作り方によってはそのメリットが失われてしまいます。
ホームページは作った瞬間よりも、その後の運営の方が長いので、これからAI検索の時代が進む中で、長く使えるサイト設計の大切さを日々、改めて感じています。
投稿者プロフィール

- 2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界20年の知識と経験を生かして、自治体案件等の大型案件のWebディレクターや中小企業・個人事業主へのWeb全般のアドバイザー、SEO/AIOのコンサルタントとしても活動中。 プロフィールはこちら
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