ホームページ制作に10年ほど携わってきて、ホームページ制作の重心がどんどんコンテンツ制作に傾いてきていると実感しています。ここで、ホームページ制作とはどの部分を指すのか、ということについて整理しておこうと思います。
Facebook・Twitter・LINEもホームページですか?
「ホームページ」という言葉が、「インターネット上における自社発信する情報の拠点」という意味であれば、それはかなり範囲が広くなります。Facebookページやツイッター上で企業ページを持っていれば、それも情報の発信拠点という意味ではホームページになり得ます。
このようなソーシャルメディア企業が提供しているページであれば、IDとパスワードを入力して会社情報を登録するだけで、ホームページは完成します。これも広義ではホームページ制作という範囲に含められるでしょう。
LINEなんかもそうですね。企業ページもLINEで簡単に作ることができますので、実際に独自ドメインを取得してホームページを作らなくても、商品やサービスの性質によっては、LINEだけで完結するようなものもあるはずです。
独自ドメインを取得して一般的にホームページと呼ばれるものを制作するのは、一番スタンダードな「ホームページ制作」の言葉の意味です。現在であれば、オープンソースで無料で誰でもが使えるWordPressを導入すれば、あっという間にホームページの設置が完成します。
またデザインを変えたくなれば、WordPressでは「テーマ」と呼ばれるテンプレートを入れ替えるだけで、ガラリとビジュアルデザインの異なる、インターフェイスの異なるブログホームページに変化します。着せ替え人形のイメージです。
そうなると、形としてインターネット上に自社の情報を掲載する準備の出来たホームページという「箱」は、小学生でも作れるような簡単な作業になってしまったのです。難しいサーバーや、FTPの内容について知る必要もありません。知らなくてもシステムが自動的に行ってくれるようなレベルにまで、現在は到達している時代なのです。
弊社での「ホームページ制作」の意味するところ
弊社でホームページ制作と表現を使う場合、下記の2種類があります。
- 箱としての部分を作るホームページ制作
- コンテンツ部分の制作を行うホームページ制作
一般的には箱の部分を作る「ホームページ制作」が、多くの方の持たれているイメージではないかと思います。しかし、前述しましたように、箱の部分だけでは、既に小学生でも作れるような敷居の低さになりつつあります。
そのため、しっかりと自分のビジネスを表現する必要のある、事業者本人しか作れないコンテンツ部分が、弊社が表現している「ホームページ制作」ということになります。
箱の部分は、例えばパソコンにおいても、色々なソフトをインストールしなければパソコンとしての機能を果たしてくれません。スマートフォンにしても、様々なアプリを入れて初めて、スマートフォンが利用価値の高いものになっていきます。
これはソフトとハードの関係の最たるものですが、ハードである本体にソフトを組みこまなければ何も始まらないということです。そのソフトを指すのがコンテンツであり、そのコンテンツ作りこそ、ホームページ制作の本来の意味するところになるのです。
ホームページの中身であるコンテンツについては、エンドレスでその制作作業が待ち受けています。箱のように一つ作れば終わりではありません。コンテンツ部分が1ページや2ページだけで良い訳でもありません。いかにして自社のファンを作っていくか、その役割の一つのきっかけとして、HPが果たしていく役割は大きいのです。
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山口 敦
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