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カテゴリ分類で検索流入が増加した事例

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ブログを継続的に書かれている会社などには顕著なのですが、カテゴリ分けが適切に出来ていない会社は非常に多くあります。Wordpressでは最初に「未分類」というカテゴリがあるのですが、そのカテゴリ名がそのまま残っているような会社は要注意です。

カテゴリごとに記事をどれだけ入れるのかどうかや、カテゴリの個数は何個がいいのかとか、そういった議論はまったく意味がないものとしてお考えください。そもそもカテゴリ分類は、ブログやホームページを運営している会社が最適だと考える項目数や項目名で、まとめ直して公開するものです。

今回、具体的なイメージを掴んで頂くために、私が9年近く前にあるサイトで行ったカテゴリの分類方法を事例として取り上げます。

フィットネスサイトでのカテゴリ分類事例

プッシュアップ僕がwebで起業したきっかけとなったのはあるテーマのブログ作成なのですが、そのブログからいくつかの記事を抜き出して、新たにフィットネスの情報サイトを9年前に作りました。

その新たに制作したフィットネスの情報サイトというのは、筋トレマシーンの使い方やフィットネスクラブでの日常の様子を記事としてコラム形式に書くという内容でした。

しかし、そのサイトで書いている内容とは裏腹に、フィットネスクラブのことを検索する人は、どんなウェアやパンツをみんな着ているのかといったファッションに関係する内容や、自分の家や会社の近くにフィットネスクラブやヨガスタジオやプール施設などがあるかどうかを調べることが大半なのです。

自分が運営開始したフィットネスのホームページに、そもそも人は何を目的としてアクセスするのかということを考え抜かずに、単に自分のフィットネスクラブでの体験談をつらつらと書くだけのホームページになっていたのです。

せっかくホームページとして構成しても、フィットネスジムでの自分の日々の体験を書くだけであれば、それは無料ブログで多くの人が書いている日記ブログと何ら変わらないものになります。ビジネスとしてホームページを運営していく以上、収益媒体にしていくという観点が必要で、当時はそこには全く程遠いものでした。

そのことに気づいたのは、ある記事がきっかけだったのです。

当時はフィットネスのコラムを書くために毎日情報収集に必死でいました。その情報収集のひとつが新聞記事の情報だったのですが、僕が起業して3ヶ月ほど経った、2006年7月のある日、JR上野駅に、「ジェクサー・フィットネス&スパ上野」という施設が開業したというニュースがありました。

駅直結で雨でもそのままフィットネスクラブに会社帰りに通うことができ、なおかつかなり大規模な施設であったということでニュースで取り上げられたのです。

その時は、他の記事と同じようにコラムを書く感覚で、タイトルに「JR上野駅に大型のフィットネスジムが開業」といったような、新聞の記事を読んでの感想などを書きました。

1ヶ月ほどだったある日、アクセス解析をそれとなく眺めていると、通常よりもかなり多くのアクセスがあるということが分かりました。どのキーワードで検索にたくさんヒットしたかというのをチェックしていると、主に下記のようになっていました。

「JR上野駅スポーツジム」
「JR上野駅フィットネス」
「上野駅フィットネス施設」

とにかく上野という地名に絡むキーワードでした。そこでピンときた僕は、フィットネスクラブの全国一覧マップというのを、その後1ヶ月ほど掛けて作りました。フィットネスクラブは地域名との複合語検索での相性がものすごく良いということが分かったのです。

このときのカテゴリ名は、まさに都道府県名そのものです。ただ、東京・大阪・名古屋などの大都市圏では検索する人口も多く、また住所の分類として「区」というものが存在しますので、都道府県名という大カテゴリに対しての中カテゴリとして、「区」を設定しました。

訪問者が必要としている情報で分類し、カテゴリを分け、そしてそこに、訪問者が知りたいと思う情報を各ページに配置しておくことによって、アクセスが増加し、安定した集客がフィットネスのサイトにもたらされるようになりました。

もちろん、地域別にカテゴリ分けしたフィットネスクラブの紹介ページには、フィットネスクラブの広告を掲載していたので、集客数に応じて広告売上が上昇していったということは言うまでもありません。

見せたい切り口は何か?見たい切り口との妥協点を探る

カットカテゴリの決定は、ホームページにおいては、検索エンジンから集客するキーワードの選定にも密接に連動しています。カテゴリ名そのものが、検索エンジンでヒットさせるSEOのキーワードになるのです。

ただ、このカテゴリの決定は、会社からの一方的な提案だけではアクセスがあった人にしか、知ってもらえないことになってしまいます。つまり、webにあるホームページ上で行うカテゴリ分類は、あなたの会社のお客様となる人が知っているキーワードで分類しておくことが望ましいのです。

意外とこの観点は抜け落ちて、自社が何を知ってもらいたいか、つまり、自社管理しているカテゴリ名でそのままWeb上もカテゴリ設定しておられるところが多いのです。管理業務的には複雑になり面倒かもしれませんが、Webでの集客を考えるならば、会社で使っている名称などよりも、集客したい人が使う言葉で置き換える一手間を踏めば、必ず競合他社より頭ひとつ抜け出せます。(後で具体例をひとつ出しますね。)

そうしておくだけで、検索エンジンからの流入も、実際にサイト訪問してからも、お客様が自分で理解できる言葉で表現されているということにつながります。お客様が、自分の理解できる言葉で書かれているホームページを見て、まず最初に思うのは親近感であり、親しみを感じてもらえれば、お問い合わせにも繋がりやすくなります。

訪問者が理解できる言葉でカテゴリの決定を行うということは、検索エンジンを介したキーワードでの集客に貢献するのみならず、実際に訪問してくれた方に理解されやすい、敷居の低いホームページに感じて頂け、目指すべきカテゴリの決定方法になり得るのです。

会計用語で言うならば「減価償却費」という、素人にとっては縁もゆかりのない言葉を使うよりも、「経費にできる固定資産」というカテゴリ名にしておけば、減価償却を知らない方であってもホームページに訪れてくれれば、いずれ減価償却とはなんぞやということを知ることになります。

フォルダきっかけとしてのキーワードや、キャッチコピーとしてのキーワードは、「経費にできる」という方が、ホームページの閲覧ターゲットとなる経営者にとっては引き付けが強くなるからです。

きっかけとしてのキーワードをフックにして、ホームページへの流入を考えるならば、こういったカテゴリの名称の簡易化・初心者化は、検討するに値する内容です。そもそものホームページ運営の基本である「コミュニケーションのための道具としての役割」を十分に果たすことが可能になります。

既にホームページは一方的な情報だけを発信するツールではなくなっています。僕が起業した9年くらい前にも、「web2.0」として、ブログのコメント機能やトラックバック機能などでホームページやブログの運営者とその訪問者がコミュニケーションを取ることが話題となりました。

かれこれ8年ぐらい前の話ですけれども、そこからソーシャルメディアが登場し、更にWebは人と人とをつなぐコミュニケーションツールという位置付けが、より明確になりました。

ホームページに置いているお問い合わせフォームも、コミュニケーションの手段であり、それを生かすも殺すも、あなたのホームページがどれだけ相手のことを考えた作りになっているかということが非常に重要な鍵を握っていると言えます。

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山口 敦

代表取締役株式会社ウェブロード
1974年大阪生まれ。プロフィールはこちら。経営理念「対話をカタチに変え、Webの価値を高め続ける」の下、IT活用に積極的な個人・中小企業のWebサポートを積極的に展開している。西宮商工会議所青年部広報委員長、尼崎商工会議所会員。

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