2009年9月17日に発行された、ヨシモトブックスの島田紳助・自己プロデュース力を読みました。
島田紳助さんといえば、5時間生放送で有名なTBS系のオールスター感謝祭の司会や、行列の出来る法律相談所、1分間の深イイ話などで有名なタレントです。日本では知らない人はほとんどいないと言ってもいいくらい有名な方だと思います。
この本は「紳竜の研究」というDVDの一部を再構成したもので、内容は、紳助さんがお笑い芸人を前にして講義した内容を活字化したものです。
中身はビジネス書としても非常に面白かったのでお伝えしようと思います。読むところは8ページから126ページまでしかなく、読書の早い人なら1時間ちょっとあれば読めてしまうでしょう。
ページ数は少ないのですが、内容は22の項目に分かれていて非常に幅広いので、僕のブログではそのうちの2項目、「テレビで絶対売れる企業秘密」「心で記憶する」に絞って論じてみます。
「テレビで絶対売れる企業秘密」
これって何だと思います??読むと、な~んだというくらいシンプルなものでしたよ。
紳助さんは過去にサンデープロジェクトなどの政治討論番組や、プロ野球珍プレー好プレー大賞の司会などを長くやっていましたが、どれもその分野における豊かな知識が必要とされる仕事です。
本番までにさぞかし時間を取って勉強していたんだろうなとか、どんな勉強の方法をとっていたのだろうかとか、興味深深読み進めていくと、「1分野につき1箇所を掘り下げて、全部知っているような顔をすればいい」とのことでした。
「広く浅く」ではなく、「かなり狭くかなり深く」という感じでしょうか?テレビで一人がしゃべる時間はおそらく秒単位、見られている部分は限られるといっても、なかなか普通は、こうは出来ませんよね。
でも見せ方としては正しいと思います。ホームページでも、1分野について徹底的に掘り下げて専門性を出せば信頼されるのと仕組みは同じだなと感じました。
「心で記憶する」
心で記憶するの反対語として、「頭で記憶する」というのを引き合いに出されています。頭で記憶するとは、知識を頭に詰めることで、受験勉強などがそれにあたると思います。
僕なんかも、何の気なしに、日常生活で知らない言葉が出てきたりしたらインターネットで検索して調べたりするのですが、あんまり使える記憶としては残りません。こういう方法で得た知識は、その場しのぎの知識で、これが頭で記憶するということです。
一方、心で記憶するとは、子供時代に川へ網を持って行って虫捕りをしたり、親にガツンと怒られたりしたときのように、自分の感情とともに経験として記憶に残っているようなものです。
仕事でも遊びでも、必死になってやっているものは気持ちが入っているから、自分の身になりやすいですし、時間が経っても心と体で覚えていることが多いです。
こういった記憶が使える知識、使える記憶となって、将来の実生活でも役になっていくということが書かれています。何か物事をやるからには、中途半端ではダメで、とことんまで追求していかなければならないと改めて思わせてくれる1冊です。
「正しい方法で、死ぬ気で頑張ってみましょう」と最後に締めくくられています。
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山口 敦
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