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会社5期目に行った事業ドメインの見直し

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弊社ウェブロードは、個人事業でやっていたホームページ制作やアフィリエトサイト制作から法人成りして、はや5期目に入りました。

たとえ零細会社であっても、丸4年も経てば社会の状況や経営環境は大きく変わってくると実感しています。変化のスピードが早いIT業界に属しているので、そういう状況も影響しているはずです。

今の気持ちとして、今まで上手く行ったことが同じように続くはずがない、無理にでも変化しなければいけない、今までやってきたことをいったん否定する、そんな気持ちが渦巻いています。

こういった気持ちのきっかけは、IT関連の単純作業の単価がどんどん下がってきているところから来ているかも知れません。昨今の社会の不安定さを考えると、どの業界でも言えることです。

ホームページ制作においてはテンプレート(最初から作られたデザインの枠)に写真や文章をはめ込むだけで完成するようなサービスがどんどん参入し、全体として値下がりが激しくなってきています。

しかし、ウェブロードはシンプルなHTMLとCSSで構成したサイト制作を行なっているので、複雑なプログラミングを行なって制作する会社よりも、この市場の参入障壁は非常に低いのです。つまり、この制作のやり方では、海外制作物が今後ますます国内に流れ込んでくることが予想され、いずれ確実に負けます。

高度成長期の、規格品で大量生産・大量販売でコストを下げる大手に、個人商店が経営難に陥るイメージに例えられるかも知れません。成長するビジネスを次々に立ち上げていかなければ、いずれ今うまく行っている事業も衰退してしまいます。

そんな中、ずっと継続して収益を上げれるビジネスモデルは何だろうかとよく考えます。

インターネットで世界の垣根が無くなったいま、中国やインドやベトナムやミャンマーの人件費と競争するような仕事は絶対に避けなければなりません。グローバルな市場において価格競争をするのは、会社の死期を早めるようなものです。

そうなれば、必然的に眼を向けるのは、日本人向けのサービスや、海外へ輸出する日本特有の商品・サービス。ウェブロードが何をしていくかを考えると、当面は間違いなく、日本人向けのサービスで、グローバルな価格競争が起きない分野。というか無縁な分野。

日本人の人件費単価でサービスを受けるのが当たり前と思われているサービスしか生きていく道は無いです。

海外のローコストに対抗しなくてもよいものとしては、

・日本人としての長い経験からしか提供できないサービス
・日本人同士しか戦っていない市場
・日本語が必須のもの
・地域密着型サービス
・日本人に教えてもらいたいサービス

考えればいくらでもあるでしょう。

ホームページ制作はよくよく考えると、グローバルな競争の中にさらされる仕事です。日本語のできるベトナム人がベトナムで日本人向けのホームページ制作ビジネスを立ち上げると、絶対に勝てません。人件費が10分の1??以下ですから。。

という事で、ホームページ制作を事業のメインから徐々に比率を下げて行って、「教育」というキーワードに徐々にシフトしていきます。

ホームページ制作を辞めるということではありません。比重を置かないということです。日本人に制作して欲しいというニーズは絶対に残るので、ホームページ制作は絶対に残します。切ってしまえばそこで終わりですから。

ウェブコンサルティングを全面に出せば、その観点からホームページを制作して欲しいといったご要望はあるはずです。ターゲットが中小なので、「制作会社がコンサルする」という今のイメージよりも、「コンサル会社が制作もする」というイメージに転換します。

ここで僕が言う「教育」というのは、

・ウェブのコンサルティングと運営サポート(お客様のサイト運営に関する教育)
・ホームページ運営方法のセミナー開催や講演活動(講座や授業を持っての教育)
・資格取得や受験対策など(多くの方がイメージする、まさに教育)
・子育てを始めとする人間教育

上記で僕自身が教育を行うのはあくまでもホームページ運営に関することが主体です。事業分野についてイメージを図で書いてみました。中核に教育を置き、緑がメイン事業、水色がそこから派生する事業イメージとキーワード。

その他の資格や子育てなんかは、そういった関連のサイト運営や、教育に主眼を置いたサービスをするということです。該当分野の専門家とコラボするとかのことで、僕が先生となって教育するということではありません。

具体的なイメージができないまま書いているので、なんともぼんやりしているのですが、そろそろ事業のシフトチェンジが必要な時期になっているのは間違いないです。

このシフトを決断したのにはもうひとつ理由があって、これは非常に経理的な考えです。経済的と言えるかも知れません。

ホームページ制作はオーダーメイドで制作しているため、その都度人的コストが掛かり、 例えば、制作時に、かなり工程を遡っての修正が3回入ると、最終成果物はひとつにもかかわらず、3回作るのと同じような人件費が掛かってくるのです。

ここをお客様に理解してもらうのは非常に難しく、こうなるとホームページ制作は赤字が基本、その後のコンサルティングと運営サポートで徐々に黒字転換していくというのが弊社の事業構造でした。

1回程度の大きな修正、もしくは微調整の繰り返しでサイト公開まで持っていけるお客様は黒字、大きなやり直しが2回も3回も入るお客様は完全に赤字となってます。

すべての作業は人が動くという物理的制約の中で、なおかつグローバルな低価格化の流れによって、ホームページ制作が、実はウェブロードの伸びしろを削っている気がして仕方なかったのです。

また、これから先を考えると、ホームページ制作の納品はウェブを介して行うので、中国やベトナムから納品するのにもコストは日本国内と同じ(輸送費がゼロ)ため、出来るだけ同じ土俵で戦わないようにしないといけません。

他の業界よりも最新技術を追い求め続けることが課せられるので、37という年齢を考えると、もうそろそろ世代交代の時期です。

一方、教育に関してはコンテンツビジネスであるため、しっかりとベースがあるコンンテンツを継続して生み出し続ければ、 それを時代の流れに応じて加筆修正していくだけで、継続利用できる種類のものです。

年齢が行けば行くほど経験値が増し、内容が充実します。僕が文章を書くことや本を読んで考えをまとめることが好きなので、そっちのほうが性格的にも向いています。

コンテンツビジネスの一番分かりやすい事例は、マイクロソフトがかつてウインドウズやエクセル等Officeソフトの販売(いったん作ればコピーするだけで限界費用がほぼゼロでも無限に追加販売できる)で超大企業になったという話です。

マイクロソフトが大きくなった過程は、グーグルにITの覇権を取って代わられた今でも、僕らのようなスモールスモールビジネスでは十分に通用します。というか、ベストなモデルです。しっかり作ってコピーして一斉配布できる形式のもの。

「教育」という枠で会社を括れば、「ホームページ制作」で括っていて身動きが取れなくなる前に的確に次の行動に移せ、ウェブロードもまたさらに数年は大丈夫だろうと考えたのです。別の表現をすると、小カテゴリから中カテゴリへ移行する時期が今だと考えました。

ま、こんなそんなで、月初かつ期末の忙しい中、漠然と頭の中で考えていることを文字にしてみました。

ホームページの内容も書き換えていかなければならないし、サイトデザインやロゴも場合によっては変えることになるかも知れません。それは、この始まったばかりの第5期の中で少しずつ日常業務の合間を縫って動いていきます。

なにはともあれ先のことを考えながら動くのは気持ちいいことです。囚われていたものから抜け出すと意外と広い世界が待っているはず。

では、今後も弊社ウェブロードをどうぞよろしくお願い申し上げます。

会社のミッション・経営理念の考え方と作り方
(株)ウェブロード代表 山口敦プロフィール

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山口 敦

代表取締役株式会社ウェブロード
1974年大阪生まれ。西宮商工会議所青年部所属。プロフィールはこちら。経営理念「対話をカタチに変え、Webの価値を高め続ける」の下、IT活用に積極的な個人・中小企業のWebサポートを積極的に展開しています。

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