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包装次第で野菜の売れ行きが変わる

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事務所前は商店街なので、よくふらっと買い物に行きます。徒歩2分ほどにあるコープで売っているもやしですが、数カ月前から二種類の包装品のものが並んでいます。

一つはどこのスーパーでもよくある透明のビニール袋に入れられたもやしです。値段は49円です。

もう一方も全く同じ会社のもやしで、値段も同じ49円です。ところがこちらは黄土色の紙袋に入れられていて、全く中身が見えないもやしになってます。

この2種類のもやし、いつも片方だけ売り切れています。売り切れているのはどちらでしょうか?もやしと肉

包装次第で野菜の売れ行きが変わる

夕方にコープに買い物に行くと、毎回黄土色の紙袋に入った中身の見えないもやしの方が無くなっています。中身の見えている透明袋のもやしが大量に売れ残っていて、中身の見えていない紙袋に入ったもやしが売り切れているのです。

ネットでそのもやしの画像を見つけました。(http://www.kyoto.coop/kawara/imeges/1301/kiji_3/img003.jpg)コープのもやし

僕はこれを見た時にはっと気づきました。お客様は、全てがオープンになったものを見たい訳でもないという、当たり前の現実です。

Webでは商品や自社のサービスを出来るだけオープンにすることを推奨しています。その方が初めて見る方にとっては、商品やサービスを理解して頂けるきっかけになるからです。

しかし、もやしのように、既に一般に認知されている商品においては、見せないほうが価値を高めることがあるという良い事例ではないでしょうか?

このもやしのパッケージが、黄土色で少し高級感のある印象になっているのも影響しているのでしょう。これが気になりだしてから、コープに行く時は必ずそのもやしのコーナーを確認しています。面白いように毎回、黄土色の紙袋に入ったもやしの方が先に無くなっているのです。

面白いように数ヶ月間、変わること無く続いています。改めて売り方や見せ方というのは奥の深いものだなぁと感じました。

売り方と見せ方の面で付け加えるとこの2つのもやしは、並んで配置されています。どこのスーパーにでもある透明の安っぽい袋に入ったもやしと、あまり見かけない紙袋に入ったもやし。もはや透明袋の方のもやしは、おとりとして置いているだけではと、邪推しています。

たかがもやしの袋ですが、こうも売れ行きが違うと、見た目を変えることは、販売において最も重要なきっかけとなると言わざるを得ません。この事例では、お客様は袋に価値を感じているのです。何となくこっちのほうが良さそうだなと。そうなると、袋は単なる入れ物ではありません。商品の価値を高める魔法の杖なのです。もやし
「他の野菜も真似してみたらどうだろうか?」そんなことも思います。

この例で分かるように、商品・サービスのフロントエンドを徹底して考え抜きましょう。どこかフロントエンドかは自社で決めれば良いのです。フロントエンドとは、要はお客様との接点です。

最初のWebでの接点か、初めて面談する際の接点か、それとも契約時の接点か。。

お客様が感じる価値は決して提供側だけの主観では分かりません。今回のもやし売り場の例のように現場を見て、買い物客の反応を確かめることが一番確実な方法です。

つまり、顧客の気持ちが変われば、今までの常識もそれに伴って変わって行くということを我々は頭の片隅に置いておかなければなりませんね。フロントエンドは、お客様によって変えなければなりませんし、時代によっても変える必要があるのです。

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山口 敦

代表取締役株式会社ウェブロード
1974年大阪生まれ。プロフィールはこちら。経営理念「対話をカタチに変え、Webの価値を高め続ける」の下、IT活用に積極的な個人・中小企業のWebサポートを積極的に展開している。西宮商工会議所青年部広報委員長、尼崎商工会議所会員。

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