マイスター資格を持つ家具職人が作る「木象嵌」という木工芸品

マイスター資格を持つ家具職人が作る「木象嵌」という木工芸品

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まずは下記の絵をご覧ください。これは木目のキャンパスに絵の具などで絵を描いたものではありません。実はこれはキャンパスとなる木をくり抜いて、その上にくり抜いた形と同じ形の別の木を、パズルのようにぴったりとはめ込んでいるのです。

黒っぽい、或いは黄色っぽい、或いは緑掛かった、同じ種類もしくは別の種類の木材で、くり抜いた基盤となる木に埋め込んでいます。フラノ DM 表面 印刷たったこれだけの絵でも一つ一つ木を選び、色選び、くり抜き、はめ込むという作業を繰り返しますので、気の遠くなるような時間と労力がか掛かっているのです。

一つ一つが手作りの工芸品なのです。まさに富裕層向けの高級品で、お金持ちしか買えないと思ったあなた、実はそんなことはありません。

この日本の伝統技術とも言える工芸品は、例えばオーダーメイド家具のポイント部分にのみ使うなどすれば、一般の方の側にも置いて頂きやすい工芸品になりますし、逆に図柄の難易度を上げれば、いくらでも芸術作品としての価値を上げることも可能な、面白い工芸品なのです。

「木象嵌」(もくぞうがん)という工芸品について

ここでは「木象嵌」という特殊な技法を使った木工芸品のご紹介をしております。まずは木象嵌というものが何なのかという説明をさせて頂きます。

象嵌(ぞうがん)というのは元々装飾工芸技法の一つのことです。形を作ってはめ込むという意味があります。そして、その象篏という文字に、「木」という文字を付けて、「木象嵌」ということになれば、木を使って形をはめ込む木工芸品ということになります。

ベースとなる板の上に、ベースとなる絵柄を描き、それを1つずつ切り抜きます。その切り抜いた形に沿って全く別の木をぴったりになるように嵌め込んでいくという作業を繰り返し、1つの芸術作品が仕上がります。

つまり、全ては色々な「木」という材料で出来上がっているのです。職人が時間を掛けてひとつの作品を作り上げていきます。

木象嵌はご存知のようにすべての絵柄が一つ一つの技で構成されています。つまり模様の濃淡はすべて利用する木の色によって使い分けていきます。

下絵のイメージそのままで色をはめ込んでいくために、同じ種類の木でも色によって使い分けています。多くの技の種類や色味の中から下絵にあった木を選んでいくために、工房ではかなりの数の木のストックを常時持つことになります。

下記写真のように、同じ絵柄が世の中に二つとない、世界に一つだけの製品が完成するのです。下記の作品も、すべての図柄が木に木をはめ込んだだけで出来ているというので驚きです。
IMG_3280_02では実際に木象嵌によってどのような作品が出来上がるのかをを見ていきましょう。

製品の一つ一つが、ベースとなる木に絵を描き、それを切り抜いて別の木を嵌め込んでいくという作業の繰り返しによって完成します。

どのような大きさのキャンパスを使うか、もしくはどのような絵柄を書くか、もしくは完成品をどのような用途にするか、どのような最終加工をするかによって大きくサイズもコストも利用目的も異なります。

図柄はシンプルにすればシンプルにするほど職人の作業時間の負荷の軽減が図れますので、雑貨店・小売店・インテリアショップ・百貨店等、催事場の目玉商品としても制作が可能です。

大きな完成品については、完全に受注生産になりますので、図柄もキャンパスの大きさも、職人と直接意見交換しながら、あなたの思うがままに決めて頂くことができます。

バラの花が一杯に咲いたような図案でなどといった抽象的なイメージをお伝えしていただく形でも問題ありませんし、図柄を用意していただくことでも対応が可能です。

図柄をご用意して頂く場合には、実際にそれが木象嵌として制作可能かどうかの判断を職人に行ってもらう必要があります。図柄ご指定の際は、お作りになる前に図柄のサンプルをお見せ頂ければより確実です。974

大きなキャンパス、例えば2メートルを超えるようなもの、に付きましては、もちろんそれに対応した原木となる木が用意できるかどうか、存在するかどうかという条件が加わります。

こちらの写真はピアノ教室様の教室内に飾られた木象嵌の作品なのですが、壁に縦2メートルもの木象嵌の工芸品を掛けて頂いております。

壁に掛けるだけで高級感が一層引き立ちますし、大切なお客様がお越しになられた際の会話の糸口としても、工芸品としての木象嵌はきっとあなたのステータスを高めてくれることでしょう。

高級感を出したいホテルのロビーや、ギャラリーの廊下、スイートルームの価値の向上においても、芸術品としての側面から木象嵌は付加価値を付けてくれます。

ここまで高級品・付加価値の高さという観点から木象嵌のご説明をさせて頂きましたが、実は模様をシンプルにし、サイズそのものを小さくすることで、一般の方にも気軽に手に届く木工芸品となるのです。

販売しやすいように、例えばシンプルな図柄で10cm四方のコースター程度の大きさにするなど、どのような商品を売場に置くかによって、また、制作コストとの兼ね合いで様々な完成品をご用意することが可能です。

伝統工芸品とも言われる、日本でも数少ない珍しい技術である木象嵌を、多くの方の手元にお届け出来るような仕組みをあなたにも考えて頂きたいと思います。小売店に置く場合は小さいサイズのものや色々な売り方のアイデアが出てくるでしょう。

大きいものに関しては病院やホテル・旅館、その他高級感を出したい場所などが主に考えられます。

図案次第ではマニア向けのオーダーメイドも可能

下記に描かれている車は「ボルボP1900」という車で、1956年に67台のみが製造され、現在は数台しか残っていない幻の名車です。

職人である作者が、スウェーデン留学時代に知人の貴重なコレクションを目にする機会があり、それがきっかけとなって制作したものになります。

「車の持つフォルム、光彩、その元の姿に忠実に寄り添いながら、独自の雰囲気を引き出せるように材を選び、嵌め込んでいくその一連の作業は、さながら少年時代に戻ったようにワクワクしました」との作者談。

この作品が出展された展示会においても注目を集める作品となりました。繰り返しますが、もちろん繰り抜いた木の板に、木材をはめ込んで制作されているので驚きです。筆で書かれた絵ではありません。ボルボP1900

手作りのものが見直されている

20世紀後半の高度経済成長の時代から、物をたくさん作り、たくさん消費するという社会がバブル崩壊後まで続きました。2000年代に突入し、時代はすっかり様変わりしました。

ほとんどの家庭にモノが行き渡り、画一的・汎用的な商品であれば、安価でそれこそ100円ショップなどでもいくらでも手に入るような時代になりました。モノを選んで買う時代になっています。

安くどこでも手に入るようなモノは誰にも見向きもされず、そこら辺の適当なモノで済ませておくという形が主流です。良いモノを長く利用したいという方は、それこそ価格に関係なく、自分の気に入った商品を購入し、長く大事に使うといったライフスタイルが現在の姿です。

消費の二極化とはよく言われることですが、これは何もお金持ちと一般家庭を比べての二極ということではありません。

お金持ちであれば、お金持ちなりに、安くてもよいものは安く済ませ、長く大切に使いたい物はしっかりとしたものを買います。掛けるべきところにお金を掛けるのです。

また、一般家庭でも、安く済ませられるものは安く済ませ、長く大事に使いたいものは少々価格が高かろうが購入するという形で、各層の中での二極化が進んいます。

木象嵌という工芸品は、観賞用として考えられる製品ですが、実際は様々な家具に加工することによっても販売出来る製品になります。元々付加価値の高い木象嵌という工芸技術作品に、オリジナルの付加価値を付けて販売することも可能なのです。

木象嵌の消費者向けのイメージを大きく膨らませてくれ、販売することのできる小売店、その他会社様のご連絡をお待ち申し上げております。お取り扱いをご希望の小売店様はまずはお問い合わせ頂きますと、簡単なサンプル品をご送付させて頂きます。

木目の柄や木の大きさや材質、使用目的などは打ち合わせの中で決定し、すべての製品は「北海道石狩当別」の工房で制作した手作り製品を手配する流れとなります。h_11

デザインスタジオシマダ作者ご紹介

ここまで木象嵌の作品のご紹介をして参りましたが、ここで作者をご紹介致します。下記写真の工房で日々制作活動を行っております。

当ページでご紹介させて頂いている「デザインスタジオシマダ」の島田さんは、スウェーデンの留学経験があり、帰国してから本格的に木象嵌の制作に取り組まれました。2007年にはスウェーデンクラフト協会家具職人部門のマイスター資格を取得し、家具職人の部門では日本人として初めての取得をされた方です。

本場のスウェーデン人でもなかなか取得できない家具職人部門のマイスター資格を取得したということで、デザイン力と技術力は世界のトップクラスということの証明にもなります。過去には北海道新聞でも大きく取り上げられました。b0108779_15542147木象嵌に軸足の中心を移した今も、もちろんオーダーメイド家具の制作は行われております。制作されている家具においても「元々の木の美しさを生かした直線的でシンプルなデザイン」を得意とされております。

下記でデザインスタジオシマダのリーフレットの一部をご紹介します。こういった北欧風の家具の制作もされており、シンプルで飽きのこない落ち着いたデザインの家具が特徴です。

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デザインスタジオシマダの木象嵌制作「自然」へのこだわり

IMG_5677実はこの木象嵌という製品は、素材である木材を着色して使う作り方もあります。しかし、デザインスタジオシマダでは、人為的な着色は一切行っておらず、天然での木材の利用にこだわり続けています。

人為的に着色しないで作るということは、すなわち出したい色の木材を探さなければならないということになり、これは場合によっては膨大な時間を、出したい「一色」ただそれだけのために費やすことになります。

すべての着色を天然素材だけで賄おうとすると大変なので、実は木象嵌の製品作りでメジャーなのはこちらの人工的に着色をする製品なのです。
例えば、黒を一色として使いたい場合には、その木材をバーナーので焦がして黒くし、それを使います。また、自然界には存在していない青や赤や黄色などは着色剤を用いて染めて、花を色とりどりにしている作品もあります。

そのため自然の木材の色を探すという作業が無い分、人工的に着色している木象嵌というのは比較的価格も下げることが出来るのです。下絵のデザインの模様が作りやすいのです。制作時間短縮になるからです。

もちろん色を多用できるので、華やかさは確かに出すことが出来ます。しかし、人間が手を加えているということで価値の下落に繋がりやすい側面もあります。

こだわっているところなのでもう一度書かせて頂きますが、全く人為的に着色していない、天然の色や木目だけを使っての木象嵌の制作は、デザインスタジオシマダの特徴の一つです。

人工的な着色をしていない自然の木材の風合いは、時間と共にその価値が高まっていくでしょう。持ち主が年齢を重ねるのと同じように、天然の木材で作られた木象嵌も同じようにあるべき寿命に向かって年をとり、より親しみや愛着が湧いてきます。まさに「自然の生」を実感できる作品なのです。

どちらに価値を感じるかは人によって異なりますが、「自然」や「天然」という部分にこだわりたいと島田さんは考えておられます。

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山口 敦

代表取締役株式会社ウェブロード
1974年大阪生まれ。西宮商工会議所青年部所属。プロフィールはこちら。経営理念「頑張る人の自立を応援する」の下、IT活用に積極的な個人・中小企業のWebサポートを積極的に展開しています。

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