老舗豆腐屋が安売りをせずに生き残るためには

老舗豆腐屋が安売りをせずに生き残るためには

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ニュースで、豆腐店、続々廃業「365日働いても利益ない」という記事が出ていました。とにかくこういう不景気な記事が出ると、僕は自分の業界に当てはめて考えてしまいます。

いわゆるグローバル化とシステム化が招く、旧来のビジネスモデルの崩壊ですよね。人間の仕事が機械にどんどん取って代わられているという現実の一側面です。すべての業界でこの問題が起こっている訳ですが、2つに切り分けて考えてみます。

・グローバル化
・システム化(機械化)

国内組のグローバル化

まずはグローバル化のことです。グローバル化と言っても、今回はこの豆腐店のような、日本で日本人向けにビジネスを行う場合で考えたいと思います。

グローバル化よく言われていますが、国内ビジネスの世界では、要するに世界中の国々との人件費競争です。中国が高騰していますが、まだまだインドやベトナムやミャンマーでは、日本に比べて格段に低いです。

インターネットで世界との垣根が無くなり、同じ土俵で世界中の人件費と競争するような仕事は絶対に避けなければなりません。継続性(=将来性)が無いからです。

しかし、これからは否応なく安い人件費の国の商品が日本に入ってきます。

そうなれば、必然的に眼を向けるのは、日本人向けのサービスや、海外へ輸出する日本特有の商品・サービス。日本人向けのサービスで、グローバルな価格競争が起きない分野。というか価格競争と無縁の分野。プログラムサービス業では、日本人の人件費単価でサービスを受けるのが当たり前と思われているサービスでしか生きていく道は無いです。海外のローコストに対抗しなくてもよいものとしては、

・日本人としての長い経験からしか提供できないサービス(文化的・慣習的なもの)
・日本人同士しか戦っていない市場(日本の法制度の下でのビジネス。士業等)
・日本語が必須のもの(介護・育児ビジネスなど)
・地域密着型サービス(住宅・建築・生活関連など)
・日本人に教えてもらいたいサービス(資格教室・学校関係など)

考えればいくらでもあるでしょう。

ここで戦うのが国内組のグローバル化戦略。日本人という参入障壁を作ることが、自分の会社を守ることになります。なんて保守的なのでしょう!いや、安心して攻めるための作戦です!この観点では不動産などは安泰ですね。動かせないので地域性の最たるものです。

しかし豆腐屋のような「製造業」の場合、また別問題になりますね。「モノ」自体の取引ですので。豆腐屋だったらモノの値段よりも、徹底的に地元の方々の愛する味を伝承して、「サービス」に転換してしまいましょう。次のパラグラフでそのことを考えてみます。

システム化(機械化)に対抗するには

システム化は、はっきり言って、技術が進歩していく以上、抗(あらが)えないです。豆腐屋さんの例でも、ニュース記事では、倒産の原因に原料の高騰を第一に挙げていましたが、ほんとかな~??っていう目で見ています。

「最近の円安で・・」という短期的な原因より、徐々にシステム化(機械化)をしてきた会社がコストを下げて来た結果という風に見ることは出来ないでしょうか?倒産のもっと前段階にその徴候があるはずで、それに薄々気付いていても、従来のやり方を続けていたことにも原因が隠れているように思います。

事業を行っていると、3年や5年というのは振り返ればあっという間です。日々一生懸命仕事をしていれば、ことさら短く感じてしまうのが人間です。

その一瞬のような期間に、グローバル化やシステム化の波の中を泳ぎ切った会社が生き残っています。だから店頭から豆腐の姿が今日も途絶えることはありません。製造業のシステム化は時に大掛かりな機械化を伴い、多額の投資を要します。

しかし、経営者が投資をしないと判断すれば、それはそれでOKですよね。従来の商品でも売り方や見せ方を変えれば売れるのです。

売れるはずです。売れるまで頑張らないといけないのです。僕だったら、どうするかというと、例えば、下記のようなものを考えます。

・「麻婆豆腐の素」とのセット販売
・日替わりのおすすめレシピを付けて販売
・子供用の豆腐デザートとして味付けして売る
・近所の八百屋と提携して加工食品を作る
・「ダイエット豆腐」などネーミングを考える
・学校向けに製造所見学を提案する

とりあえずやれるところから試していきます。当たればラッキー!みたいな。多分、Facebookとかは勧めないだろうな。もっと後段階で考えるべきものだから。そういえば「俺の豆腐」みたいなネーミングの会社もありますね。

安売り競争になってしまう市場で勝負すると、結果はどの会社もこのニュースの豆腐屋さんと同じ運命になってしまいます。

だから自分が戦っている市場が安売りの段階に入ったなと思えば、すぐに抜けだして、別の市場に参入するか、自分で新しい市場を作ることを考えないと生きていけません。

上記に書いたアイディアも、即座に失敗するものもあるでしょう。もしかしてこの少ない中にも継続できるアイディアも出てくるかもしれません。

ひたすら試行錯誤をして100打数1安打で良いので打撃を繰り返していくことを楽しむ余裕を持ちたいです。やばいと思ったら、早め早めに主戦場から少しずつ戦力を他の戦場に移動させていくことがダメージを少なくします。

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山口 敦

代表取締役株式会社ウェブロード
1974年大阪生まれ。西宮商工会議所青年部所属。プロフィールはこちら。経営理念「対話をカタチに変え、Webの価値を高め続ける」の下、IT活用に積極的な個人・中小企業のWebサポートを積極的に展開しています。

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