何かしら投資を行う時は、その投資が回収できるものかどうか、見込まれる収益に見合ったものかどうかを考え、意思決定が行われます。

会社の規模によって異なりますが、例えば、社員1人あたりの給料を1ヶ月30万円、1人あたりの経費30万円(社会保険料・交通費・家賃頭割り分、パソコン等貸与備品、研修費・諸手当・その他)とすると、1ヶ月あたり60万円、年間で720万円になります。

1万円札

この720万円は、社員が退職しない限り半永久的に発生する費用なので、全額固定費ということが出来ます。

固定費というのは売上にかかわらず毎月定量額掛かる費用で、少なくとも売上が年間720万円以上でなければ赤字ということになります。

今度は変動費を考えてみます。変動費というのは売上に応じて掛かる費用です。

つまり、15万円で販売用のパソコンを仕入れ、それを30万円で売るとします。720万円分売るとすると、24台売ればいいことになります。(720万円÷30万円=24台)

一方、24台分の仕入額はこうなります。(24台x15万円=360万円)

ノートパソコン

つまり、売上高720万円-仕入額360万円=360万円が利益となり、粗利益率は50%ということになります。(※粗利益とは売上から仕入額を差し引いた金額)

では、社で行う作業の一部を外注に出せば、それは固定費でしょうか?それとも変動費でしょうか?

答えはもちろん変動費です。上記の例では単純に同じ規模の売上があった場合、粗利益率を50%で見ていますが、これで見ると変動費は固定費の半分です。

利益を出そうと思えば、この固定費部分をできるだけ変動費化することもひとつのアイディアです。

ここまで大丈夫でしょうか?具体的に書きますね。

例えば、社員1人あたりの固定費720万円のうち、100万円分を外注に出します。

変動費部分が50%としますと、費用は50万円で済みます。固定費のままにしておくより、50万円分のコスト削減になります。

曲線と棒グラフ

ここまでで、固定費をできるだけ変動費化したほうが良いということが分かりました。では、どの固定費を変動費化するのかという所に問題が発生します。これは答えは簡単です。

社員でなくても出来る部分を変動費化するのです。これは、経営者なら経験的に分かっていることだと思います。では、もっと顕著な例を挙げます。

例えば、20時間掛かるデータ抽出作業。

固定費額が月60万円で月20日働く社員に作業させると、一日あたりの費用は60万円÷20日=3万円。20時間ということで、1日あたりの労働時間を7時間とすると、約3日掛かって9万円でその作業を行うということになります。

この作業を時給1,000円のアルバイトにお願いしてみます。すると、30時間掛かったとしても、1,000円x30時間=3.0万円で作業終了となり、社員が作業を行う場合の3分の1の費用で済みました。

あなたならどちらを選びますか?

syokuninnnosagyou

アルバイトなど、外注に出せば新たに費用が発生しますが、実態コストは社員に任せるよりも低コストです。

つまり、このようなアルバイトで出来る作業(会社のノウハウを知らなくても出来る仕事)を行うために社員を雇っているようでしたら、社員の価値はありません。社員ではなくアルバイトで行うべきです。同じ時間の掛かる仕事なら社員の3分の1程度のコストで出来ます。

逆に、社員には社員でしかできないような仕事をしてもらうこと、これが社員の付加価値であり、社員しかできない付加価値のある仕事が会社に無いようだと、その会社は社員を採用してはいけないということになります。

つまり、社員はアルバイトの3倍の価値を出さなければなりません。よく仕事が増えてきて手一杯になったから社員を雇うという話があります。この不況下、社員を雇うと雇用助成金なども会社には入ってきます。多くは一時金のみです。

退職届

しかし、社員ではなくても出来る仕事をしてもらうために社員を採用するのは会社の存亡に関わる重大事です。いったん採用してしまうと辞めてもらうことは出来ません。

会社の運営システムと変動費・固定費の関係を熟知しておくことが重要です。社員にはアルバイトの3倍の仕事をしてもらえるだけの会社の運営システムを構築してから、社員を採用しても遅くはないのです。

実は、社員の人件費コストは何よりも高額な固定費であり、しかも、社長のあなたが高いだろうなと思っているその何倍も高いのです。

ホームページも社員が管理すると全て固定費の中に入りますが、弊社のような業者に丸投げしますと、変動費分だけの負担で固定費の削減を実行できることになります。

リニューアル制作でも、集客のための運営の丸投げでも、どちらでもOKなので、技術的な部分やIT面で社員様が無駄に時間を使っているところがありましたら、ぜひ弊社のようなWebノウハウを持った会社に運営委託することもご検討してみてください。

Webが技術的にも高度に専門化されてきたからこそ、経理のアウトソーシングのように、Webもアウトソーシングしている会社も増えているのです。

こちらが最新情報です

WordPressのプラグイン
カスタム投稿でウェブサイトを簡単カスタマイズ
01メルマガバックナンバー
もっと楽しむWordPress!HP以外の使い方大公開
WordPress講座
お問い合わせフォームに管理者へメールが届いていない!?
ホームページ制作
物件情報デモサイトを公開!〜自社ホームページでも便利な機能を導入しませんか?〜
Lightningテーマの使い方
【検索・予約・イベントカレンダー】機能体験型デモサイトをオープン!
01メルマガバックナンバー
音声検索に強いウェブサイトへの変革
ホームページ制作
ドメイン・サーバー管理は制作会社にお願いした方がいいの?
ホームページ制作
企業ホームページ立ち上げの際のドメインの決め方
ホームページ制作
ホームページはWordPressで作成した方が良いですか?
Web制作の費用や相場
ホームページ制作会社選び|価格以外はどこで見分けるの?
サイト運営ノウハウ
効果のあるサイト改善「お問い合わせフォーム」の見直し
ホームページ制作
リニューアルが不要になる!簡単にサイト改善できる3項目

投稿者プロフィール

山口 敦
山口 敦
2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界17年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら

お問合せフォームはこちら

(※営業電話が多いため留守電にしています。お急ぎの方は下記メールフォームをお使いください。)

お見積りのご依頼・打ち合わせはZOOM/GoogleMeet/お電話等、オンラインでも対応可能です。全国からお問い合わせを受付けています。
2営業日を過ぎても弊社からの連絡がない場合はメールが届いていませんので、大変お手数をお掛けしますが、下記メールアドレスにご連絡ください。

    お問い合わせの前に下記、ご確認をお願いいたします。

    任意貴社サイトURL

    必須お問い合わせ項目

    必須制作費のご予算はどれくらいですか?

    企画・設計、デザイン、画像・文章の作成、サイト内検索システムの導入等、
    ヒアリングを元にご予算やご希望に応じたお見積りをご提案させて頂きます。
    弊社制作費の費用感につきましてはこちらの記事をご参照ください。

    必須制作目的はどうお考えですか?(複数選択可)

    どこに力を抜きどこに力を入れるのか、
    ご予算とご要望の中から最適なご提案をさせていただきます。

    必須どのような機能が必要ですか?(複数選択可)

    SSL(https://~)対応、ブログ機能、スマホ対応(レスポンシブ)、
    ログイン等セキュリティ対策、ページタグSEOの最適化は標準搭載。

    必須どのような作り方がご希望でしょうか?(複数選択可)

    WordPressでの構築になりますので、お客様のご要望に比較的柔軟にお応えすることが可能です。
    企画ご提案する前に参考にさせていただく項目です。

    必須お問い合わせ内容を教えてください

    必須お名前

    必須フリガナ

    必須メールアドレス

    必須貴社名

    任意電話番号(ハイフン無し・半角数字)