弊社では、Webサイトからのフォームを通じて収集したデータを、自動的にPDF化してユーザーに返信するシステムを構築しています。
下記のフォームに入力して自動返信されるメールに入力内容がPDF化されて添付メールが届きます。ぜひお試しください。
![](https://www.webroad.co.jp/wp/wp-content/uploads/2024/06/pdf-output-pdf-form.jpg.pagespeed.ce.LargKc13Mw.jpg)
このサンプルの場合、このようなイメージで、PDFがメール添付で送信されます。入力した内容がPDF化されました。
入力内容のPDF変換と自動返信のメリットは?
PDF(Portable Document Format)は、文書のレイアウトやデザインをそのまま保持できる、広く流通した信頼性の高いファイル形式です。
フォーム入力内容をPDFに変換することには下記のメリットがあります。
一貫性のある形式
PDFは様々なデバイスでも一貫したレイアウトを保ちます。そのため、ユーザーがどのデバイスを使用しても同じ形式の文書が閲覧できます。
セキュリティと改ざん防止
PDFは編集制限やパスワード保護などのセキュリティ機能があるため、文書の改ざんを防ぎ、情報の機密性を守ることができます。
長期保存に適したフォーマット
PDFはデジタル文書の長期保存にも適しています。そのため、重要な記録や契約書などの保管に重宝されています。
簡単な共有と配布
PDFは広く利用されているファイル形式であり、多くのユーザーやサービスで簡単に共有や配布できます。ファイルサイズも小さく、ネット上でのやり取りも簡単です。
自動化による効率化
フォーム入力内容をPDF化し、自動的にユーザーに返信することで、手作業によるPDF変換作業がなくなります。業務効率の向上と費用対効果のメリットが出ます。
システム構築の手順
1. 必要なプラグインのインストール
WordPressサイトに以下のプラグインをインストールします。
- Contact Form 7:登録フォームやお申し込み形式等、様々なフォームが作成できるプラグインです。
- Send PDF for Contact Form 7:フォーム送信時にPDFを自動生成し、メールに添付して送信するプラグインです。
- Flamingo:ユーザー入力項目をWordPressのデータベースに蓄積します。
2. フォームの作成
Contact Form 7とSend PDF for Contact Form 7を使って、必要な入力フォームとPDF変換の際のCSSを作成します。
PDFの台紙を用意しなくてもOK。CSSで入力データを配置する土台となる表組みのテンプレートを作成します。
3.PDF化した際のレイアウト作成
ユーザーの入力内容をPDFに配置するのと同時に、PDFの書式や表の枠線や項目の配色などをCSSにて作成して行きます。
この部分の自由度が高いため、どのような形式や書式もある程度対応できます。
ただし、特殊文字使用やフォント指定、こだわりのデザイン台紙にするなどといった場合、調整するために一番工数のかかる部分でもあります。
4.データベースへの保存とCSVダウンロード設定
フォームデータがデータベースに保存された後、WordPressの管理画面からCSV形式でデータをダウンロードできます。
これにより、後でデータを分析したり、他のシステムにインポートしたりすることが容易になります。
フォームデータがデータベースに保存され、CSV形式でダウンロードできるため、表計算ソフトでの顧客管理や情報管理、分析がより効率的に行えます。
具体的な活用事例
- 契約書の自動生成:契約内容をフォームで入力し、PDFとして契約書を自動生成。
- 見積書の発行:見積もり入力フォームから見積書をPDFで生成し、クライアントに自動送信。
- 注文確認書:オンライン注文の確認内容をPDFで生成し、顧客に自動送信。
- 予約確認書:予約内容をPDFで生成し、予約者に自動送信。
- 請求書の発行:請求内容を入力し、PDFとして請求書を自動生成。
- 領収書の発行:支払い確認後にPDFで領収書を生成し、顧客に自動送信。
- チケットの発行:イベント参加登録後にPDFでチケットを生成し、参加者に自動送信。
- アンケート結果の保存:アンケート回答内容をPDFにまとめて保存。
- 進捗報告書の作成:プロジェクトの進捗状況をフォームに入力し、PDFで進捗報告書を生成。
- 保証書の発行:製品購入後に保証書をPDFで生成し、顧客に送信。
- クーポンの発行:プロモーションフォームからクーポンをPDFで自動生成・自動送信。
- 証明書の発行:研修やセミナーの参加証明書をPDFで生成し、参加者に自動送信。
導入までの流れ
- ご相談・お問い合わせ
まずはお問い合わせください。
入力項目数やフォーマットの複雑さ、難易度によってお見積もり金額は変動いたします。 - 設定・カスタマイズ
Contact Form 7とSend PDF for Contact Form 7プラグインの設計、Flamingoプラグインの設置を行い、お客様のご要望に応じたカスタマイズを行います。 - 運用開始
設定完了後、テストを行い、問題がなければすぐにフォームの運用が開始できます。
必要な場合は運用後のサポートもこちらの保守管理サービス内で行います。
お問い合わせ
お問い合わせ・お見積りはこちらのフォームよりご連絡ください。
投稿者プロフィール
![山口 敦](https://www.webroad.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/06/xprofile-webroad.webp.pagespeed.ic.p1PwNYoD2h.webp)
- 2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界17年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら
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