ホームページを自社で制作したいと思った場合に代表的なサービスとして、「Jimdo(ジンドゥー)」「WordPress」の2つが挙げられます。

それぞれどういったサービスなのか、メリットやデメリットの比較から、絶対に抑えるべき7項目で徹底的に比較していきます。

Jimdo(ジンドゥー)とは

Jimdoとは、200万人以上のユーザー数を誇る、最大級のホームページ作成サービスです。

ホームページ制作を経験したことがなく、Webに関する知識があまりない場合でも、本格的なページが作れることで人気が高いサービスとなっています。

また、どういったホームページにしたいのかを回答していくだけで、AIが自動で作成を行ってくれるため、たった数分で完成することができる機能も特徴的です。

Jimdo(ジンドゥー)のメリット

Jimdoを使うメリットとしては、以下の3点が挙げられます。

  • Webの知識がなくても本格的なページが作成可能
  • スマホ対応がデフォルトでできる
  • ネットショップが開設できる

Jimdoは感覚的な操作で制作が可能

JimdoはWeb知識の少ない初心者に特化したサービスとなっているため、専門の知識や経験がなくても感覚的な操作でホームページを作ることができます。

また、現在主流になっているスマートフォン対応もデフォルトの機能として搭載されているため、スマートフォンユーザーが自社のターゲットに多い場合は非常に便利です。

さらに、ネットショップも簡単に作成することができるため、コロナ禍の中でインターネット通販に挑戦したい方にもおすすめできます。

Jimdo(ジンドゥー)のデメリット

Jimdoを使う上でのデメリットは、以下の2点が挙げられます。

  • 電話サポートがない
  • 無料版では機能に制限がある

Jimdoには電話による問い合わせ機能がないため、困った時は問い合わせフォームを利用するか、よくある質問から同じ悩みを探す必要があります。

また、Jimdoは無料で利用することができますが広告が表示されてしまったりSEO対策の詳細設定ができないなど、機能が制限されてしまうのです。

WordPressとは

WordPressとは、ブログやホームページを作ることのできるサービスであり、国内の同様のサービスの中でシェアが8割を超えています。

現在世界中のホームページに利用されているツールとしては圧倒的なシェアを誇ります。

日本国内でも、ホームページ作成といえばWordPressと言えるくらいに認知度が高まってきています。

利用ユーザーも非常に幅広く、個人ブロガーから有名な大企業に至るまで、あらゆる人に利用されています。

WordPressのメリット

WordPressを使う上でのメリットは、以下の2点が挙げられます。

  • 利用ユーザー数が圧倒的
  • 拡張性が高い
引用元:WordPress

WordPressは日本国内でトップシェアを誇るだけでなく、世界中で多くのユーザーに利用されています。

そのため、ホームページを作る上で困った悩みなどは、同様に悩んだ人が既に解決しているケースが多く、利用者どうし助け合う「WordPressサポートフォーラム」が充実しています。
何かあった時は対処が非常にしやすいです。

また、プラグインという機能を利用することでホームページにさまざまな機能を追加することができます。

プラグインは個人で開発することもできるため、常に新しいサービスが拡張されていっています。

WordPressのデメリット

一方でWordPressを使う上でのデメリットは、以下の2点が挙げられます。

  • 初心者には操作が難しい
  • エラーが発生した際、解決が難しい場合がある

WordPressは自由度が高く、凝った専門的なホームページも作ることができますが、Web知識の少ない初心者には少々難しいシステムになっています。

自分の作りたいページを自由に作るためには、専門の知識とある程度の経験が必要となるでしょう。

また、WordPressを利用していると、システムやプラグインのアップデートによるバグやエラーが発生することもあります。

解決方法が簡単な場合はいいのですが、エラーが英語で表示されたり、解決に時間がかかることがあります。
初心者が対処するには難易度が高い場合があります。

Jimdo(ジンドゥー)とWordPressを
7つの項目で徹底比較

ホームページを制作する上で、JimdoとWordPressを以下の7項目で徹底的に比較していきます!

  1. 初心者向きか?管理画面は使いやすいか?
  2. どのような会社と相性が良いか?
  3. 制作後のランニングコストは?
  4. SEO対策(コンテンツ追加)のし易さは?
  5. 使いにくい点・おすすめしにくい点は?
  6. 無料でできることと有料プランでしかできないことは?
  7. 訪問者にもわかりやすいサイトが作れるか?

初心者向きか?管理画面は使いやすいか?

初心者に適しているかどうかの視点でいうと、Jimdoに軍配が上がります。

Jimdoは直感的な操作でホームページを作ることができ、専門的な知識や経験がほとんど必要ありません。

また、WordPressの場合、管理画面の構成も複雑になっているため、初心者が何もわからない状態で利用するには少々ハードルが高いシステムになっています。

どのような会社と相性が良いか?

WordPressは基本的にどういった会社サイトでも制作が可能です。

Jimdoに同様なのですが、ネットショップを簡単に作れる機能があるため、ECサイトとの相性は抜群です。

また、Jimdoの場合スマートフォン対応もデフォルトで実装されているため、自社のターゲットにスマートフォンユーザーが多い場合も相性がいいでしょう。

制作後のランニングコストは?

WordPressには有料のテンプレートなどもありますが、基本的な機能を使うだけではランニングコストは発生しません。

一方のJimdoも無料で利用することは可能ですが、広告が表示されてしまったりSEO対策が実装できなかったりと、無料では機能に制限があります。

Jimdoの機能をフルで使いたい場合は、毎月1,590円のプランに加入しましょう。

SEO対策(コンテンツ追加)のし易さは?

コンテンツ追加に特化したSEO対策のしやすさでいくと、Jimdoの方が簡単に行えます。

WordPressの場合、管理画面が複雑なため日記のようなブログページを追加するだけでも、設定しないといけない項目が複数あります。

一方で、Jimdoであれば感覚的な作業でページを追加できるため、コンテンツ追加の難易度は非常に低いでしょう。

使いにくい点・おすすめしにくい点は?

両者のデメリットでも触れましたが、WordPressは管理画面が複雑であったり、バグやエラーが多発するという点で、Web知識の少ない初心者には少し難しいところもあります。

一方のJimdoは操作性が非常に簡単なため、初心者にはおすすめなのですが、費用をかけたくないという方にはあまりお勧めできません。

無料でできることと有料プランでしかできないことは?

WordPressの場合、有料のテンプレートやプラグインを利用しない限り、システムの利用料は発生しません。

Jimdoの場合も無料でホームページを作ることは可能なのですが、独自ドメインの取得やSEO対策に必要な設定などは有料プランに加入する必要があります。

訪問者にもわかりやすいサイトが作れるか?

WordPressの方が作れるホームページの自由度が高いため、訪問者にわかりやすいサイトを作ることができます。

一方でJimdoの場合も、見た目のデザインにはこだわって作ることができるため、わかりやすさという観点で言えば問題なく制作することが可能です。

まとめ

Jimdoの場合、初心者に特化しており誰でも気軽にホームページ制作ができるため、Web知識が少ない人はぜひ利用を検討してみてはいかがでしょうか。

一方で、ある程度の知識があり自由度の高いサイトを作りたい場合は、​​WordPressでの制作がおすすめです。

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山口 敦
山口 敦
2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界17年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら

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