会社サイトを作る時にどんなチームになるかは重要です。
その中でも最も重要なのは、上司の性格や度量です。
会社の体質や雰囲気も関係してきます。
Web自体が世の中の多くの人と情報を共有するためのツールであり、オープンなWebでどのような上司が理想なのかを、失敗する上司の特徴という視点からランキング形式で上位3位までお話しいたします。
3位 何でもかんでも自分でやろうとする上司
部下の成長の機会を奪ってしまう上司ということができます。
一番の目的はプロジェクトの成功にありますが、上司なら上司らしく、任せるところは部下に任せて部下の手柄を作ってあげることが求められます。
組織を強くしていくためには、仕事のできる人を増やしていかなければなりません。
一人だけで仕事を囲い込み、部下の成長の機会を奪ってしまう上司は、いつまでたっても自分が評価される対象と勘違いされているということです。
自分は部下を評価する立場にあるということを自覚し、部下に仕事を振り、思い切って仕事を任せてみましょう。
新しい世代ならではの観点から、上司の思惑と違うホームページの制作になる可能性もあります。
しかし、若い常識を信じて、それが将来のスタンダードになっていく可能性もあることを念頭に、人に仕事を任せることができれば上司も一皮剥けたと言えるでしょう。
2位 どんなことにでも口を出してくる上司
責任者である上司の一言は、プロジェクトに非常にインパクトを残します。
例えば打ち合わせの段階でオレンジをメインカラーにした配色で制作を進めて行くことになったとします。
制作が順調に進みある程度デザインの目処が立ち完成形が見えてきたところで、
- 緑色のデザインも見ておきたい
- 柔らかい雰囲気で作っているが、もう少しスタイリッシュな雰囲気に変えてみてもらえないか
など途中で横槍を入れる場合です。
上司の一言を聞いた部下は制作会社に打診をし、予算調整・スケジュール調整・納期の調整など、その一言の実現のために、全体の進捗に大きな影響が出てきます。
また、このような全体デザインの部分だけではなく、トップページにこれとこれを入れておきたいとか、このボタンをもう少し大きくしてほしいとか、個別の調整を要望してくるのも上司であるということが多いです。
上司の要望をくみ取りながらそれを反映させたデザインに調整して行くのも腕の見せ所です。
要望を早い段階で聞いておき、後の工程になってから大掛かりな修正が発生しないように、Webの作業工程やスケジュール確認を事前に念入りに行っておくことも必要です。
1位 コミュニケーションを取りにくい上司
これは圧倒的に1位です。
とにかく良いサイトを作ろうと思えば、制作者はもちろん外注を使う場合は外注業者も交えて、お互いが対等な立場で潤滑なコミュニケーションを取り続ける必要があります。
とにかく何でも言いやすい関係を築くことが重要です。
例えば新人社員のふとした一言が大きな問題解決に繋がったり、問題点の早期発見につながったりすることは多いのです。
話しにくい、ちょっとした雑談もできない、仕事のことで話すのも機嫌を伺わなければならない、そんな上司がホームページ制作の責任者となってしまえば、良いサイトができません。
あなたがもし社長なら、すぐに担当の交代を検討しましょう。
声を荒げて怒鳴ったり、自分の機嫌次第で周りの雰囲気を悪くするなどは最悪です。
部下も上司の気を使ってパートナー企業に冷たい対応せざるを得ない状況になったり、本来見るべきユーザーを見ずに、上司の機嫌を見て仕事をするように全体がなってしまいますので、良い仕事になるわけがありません。
人の上に立つべき人柄や人格を持ち合わせていない上司が責任者になってしまうと大変です。
メンバー全員がそのプロジェクトを無難に終了させることに注意を向けるようになり、結果的には上司を任命した経営層や社長の責任が問われることになります。
Webの仕事はパソコンに向かって淡々と作業を行うだけというイメージを持つ上司も少なからずいます。
そのような方が間違ってもホームページ制作の責任者にならないよう、経営者や社長は常にチェックをしておく必要があります。
成果の出るホームページを作るために
ウェブは世界を誰からもどこからでも閲覧することができるので非常にオープンな場というのはご承知のとおりです。
大きなサイトになればなるほど上司一人の意見が反映されるような仕組みは排除しておかなければなりません。
見る人や使う人が多数になってくると、作る側も多数の意見をうまく反映させることが必要だからです。
- 上司の言う通りの色やデザインにしておけば安心
- とにかく迷ったら上司に聞いて言われた通りにしておけば安心
- 上司に反論するのは時間の無駄
上記のような状況になってしまえばもはやWebで成果を出すことはできません。
特に企業としてのウェブやユーザー数の多いサイトを制作し運営していく場合は、なおさらこの部分が重要になってきます。
20代・30代の若手社員に自由に思ったように作らせて、自分たちで考えられるようなポイントとなるアドバイスだけを行い、失敗した責任は全て自分で取るような上司像が理想です。
ご自身はそんな、サイト運営の失敗へ突き進むような上司像になっていないかどうか、管理者の方は是非チェックしてみてください。
40代・50代以上の方は、20代・30代の若手に大半を任せた方がうまくいきます。
勉強をし続けて優秀な方は、Webの情報に関しても最新版へのアップデートを常に行っておられますが、過去のWebでの成功体験を今なお常識として考えている上司の下でサイト制作を行う場合などは要注意です。
40代・50代以上の方の経験したWebでの常識が、現在では非常識になっていることもあり、この面で過去の成功体験は足かせになります。
この先5年や10年の運営を見据えたWebサイトの制作であればあるほど、20代や30代の若手社員の今の常識をベースにサイト構築を行っていきましょう。
若手社員の行なっている内容がいずれ世の中の常識として、この先5年10年はWebでもスタンダードになっていくことでしょう。
常識はどんどん世代送りされていくものなのです。
投稿者プロフィール
- 2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界17年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら
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