こんにちは。ウェブロードの山口です。

今回は「ホームページの内容は同業者を意識するな」というテーマでお話しします。

ウェブサイトを運営していると、どうしても「他社の目」が気になってしまうものです。

「この内容を出したら笑われないかな」「専門家に見られたらレベルが低いと思われるかも」そんな意識から、つい発信を控えめにしてしまう方も多いのではないでしょうか。

しかし、その意識こそがホームページ運営のブレーキになります。

この記事では、「誰に向けて情報を出すべきか」を明確にしながら、成果の出る発信方法についてお話ししていきます。

見込み客は「同業者」ではない

まず最初に考えていただきたいのは、「誰が自分の見込み客なのか」ということです。

多くの事業者様にとって、同業者は見込み客ではありません。

ところが、実際には同業者を意識してサイトを作っている方がとても多いのです。

私も長年、ホームページ運営の代行やコンサルティングを行っていますが、その中で「同業者にどう見られるか」を気にする方は少なくありません。

ですが、その視点は本質からズレていると言わざるを得ません。

あなたのサービスを受けるのは、同業者ではなく、その分野の知識がない一般の方です。

ホームページは「お客様目線」で作ることが基本です。

ですから、まずは「同業者ではなく、実際にサービスを利用してくれる人に向けて」発信するという意識を持つことが大切です。

専門外の人に向けて、優しく説明する

あなたはプロとしてビジネスをされています。一方で、お客様はあなたの専門分野に詳しくありません。

そのため、あなたの商品やサービスの内容を説明するときは、わかりやすく書いておくことが大切です。

では、どれくらい分かりやすく書けばよいのか?

目安としては、中学1年生や2年生が理解できる程度を意識してください。小学6年生が読んでも分かるレベルでOKです。

「大人向けのビジネスだから、大人が分かればいい」と思ってしまうと、どうしても専門用語が増え、内容が難しくなりがちです。

しかし、「子どもでも分かるように書く」という姿勢で作ると、結果的に大人にも伝わりやすくなります。

ニュース番組でも「子ども向けニュース」という形式がありますが、あれは決して子どもだけのためではありません。

やさしく噛み砕いた説明=誰にでも伝わる説明なのです。

ボリュームゾーンを狙う

ここで一つ、ピラミッドの図を思い浮かべてください。

上に行けば行くほど専門家が集まり、下に行くほど一般の人が増えます。

ほとんどの業界・商品・サービスにおいて、このピラミッド構造は共通しています。

あなたや同業者は、その頂点付近、つまり「プロのゾーン」にいます。

そのゾーンで会話する内容は、専門用語が多く、プロにしか通じません。

しかし、あなたの商品やサービスを必要としている人は、その下にいる大多数の層です。

この「底辺のボリュームゾーン」にいる人たちに、どれだけ分かりやすく伝えられるかがホームページの成果を左右します。

たくさんの人が理解できるようにすればするほど、「この商品いいな」「もっと知りたいな」「相談してみたいな」と感じてもらえる可能性が高まります。

「教えてあげるコンテンツ」で信頼を得る

では、どうすればボリュームゾーンの人たちに届くのでしょうか?
答えはシンプルです。

分からない人に、分かりやすく教えてあげるコンテンツを増やすこと。

たとえばブログ記事やコラム、動画などで次のようなテーマを発信していきます。

  • 比較コンテンツ:「AとBのサービスの違いとは?」
  • 方法コンテンツ:「初めてでも分かる〇〇の手続き方法」
  • 解決策コンテンツ:「こんな悩みをこのサービスで解決できます」

こうした内容は、読者にとって非常に価値があります。
「知らなかったことを知れた」という体験が、あなたへの信頼につながります。

その結果、「この会社にお願いしてみよう」という行動が生まれるのです。

ホームページでは、アクセスを増やしながら、やさしいコンテンツで見込み客を育てる。
その流れを作ることが成功への近道になります。

同業他社は「ライバル」ではなく「観察対象」

ここで忘れてはいけないのは、同業他社は見込み客ではないということです。

たとえば行政書士の先生が会社設立のサポートをしているとします。

会社を設立したい人は、行政書士ではありません。

一方で、同業の行政書士があなたのサイトを見るのは、「他の事務所はどんな発信をしているのか」をチェックするためです。

つまり、同業他社がサイトを見に来ても、それは「参考にしているだけ」であって、あなたの顧客にはなりません。

むしろ、同業者にチェックされるような良いホームページを作ることを目指してください。

情報の量や質で同業他社を上回れば、自然とユーザーからも選ばれるようになります。

検索エンジンでも評価されやすくなり、結果的に見込み客が集まるようになるのです。

「同業者にどう思われるか」を一切気にしない

「しょぼい情報を書いていると思われないかな」
「簡単すぎて知識がないと思われないかな」

こうした考えは、すべて同業者目線です。

しかし、ホームページはお客様のために書くものです。

お客様にとって必要な情報を、わかりやすく、誠実に伝えるためなら、同業者からの評価は気にする必要はまったくありません。

同業他社を気にすると、どうしても「専門家向けの文章」になってしまい、お客様には伝わらなくなります。
結果的に、ホームページが誰のためのものなのか分からなくなってしまうのです。

お客様の顔を思い浮かべながら発信する

ホームページを作るときは、自分が本当に来てほしいお客様を思い浮かべてください。

先ほどの例で言えば、「これから会社を立ち上げたい」「専門家に相談したい」そんな方たちです。

その人たちに伝わるように、丁寧に、やさしい言葉で説明していく、そこに同業者の視点が入る余地はありません。

「同業者」ではなく「お客様」に向けて書く

同業他社がたくさんいる業界であればあるほど、意識すべきは「お客様目線」です。

同業者を観察するのは良いことですが、同業者にどう思われるかを気にして発信を止めてしまうのは大きな損失です。

自分のサイトを見てくれる人の多くは、あなたのサービスに関心を持つ「見込み客」です。

その人たちに伝わるように、分かりやすく、やさしく、誠実に情報を届けてください。

「同業者を意識しない」それが結果的に、あなたのホームページを成長させ、見込み客を増やしていく最大のポイントになります。

投稿者プロフィール

山口 敦
山口 敦
2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界18年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら

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