ブログでコンテンツを充実させる方法がおすすめ

「ブログ」と聞くと、今でも「日記のような内容」とイメージされる方が少なくありません。

私もお客様に気軽に記事作成を始めていただく狙いでそう呼ぶことがありますが、実際に大切なのは「コンテンツ」の価値です。

WordPressのように記事を簡単に追加できる仕組みを使い、自社のビジネスに関心を持つ方々を集めることが、集客の基本となります。

さらに、生成AIをうまく活用すれば、下書き作成や構成アイデアの支援がスムーズになるようになりました。

こうしてアクセスしてくれた方々のうち、一定の割合がやがてお客様になる流れこそが「ブログ集客」の本質です。

日記的な記事では集客は望めない

何年も日記形式の記事を書き続けても、検索エンジンで見つけてもらえる確率は極めて低いものです。

  • 検索エンジン経由で記事を読んでもらいたい
  • ホームページから新規顧客を獲得したい

もしこうした目的があるなら、日記型ブログはやめて「コンテンツブログ」に注力すべきです。

日記的な記事は、会社サイトのブログではなく、個人のSNSで情報発信を行います。

コンテンツブログとは?

  • 自分のアピールを書いているのではない記事
  • 売り込んでいない記事(広告要素がゼロ)
  • 必要な情報がわかりやすく説明されている記事
  • 多くの方が検索して探している情報
  • 読んだ後に感謝される情報
  • 1つの記事で完結している情報
  • ブログを執筆した会社の商品・サービスを使わなくてもできる情報

現在ではインターネット検索の8〜9割が「情報収集のため」とされます。

だからこそ、まずは情報に徹することが重要です。

インターネット検索を利用する多くの人は、今も昔も「情報収集」を目的としています。

最新の調査でも、検索全体の7〜8割は「今すぐ購入」や「契約」ではなく、知識や解決策を探すために行われているといわれています。

特に生成AIの普及により、検索者の期待値は「正確で、要点がまとまった情報」にシフトしています。

したがって、集客を目的としたブログ運営では、まずは情報収集をしている人に確実にリーチすることが第一歩となります。

集客できればその人に売り込みをしたくなるものですが、情報提供を目的とした「コンテンツブログ」での営業トークは逆効果です。

少しでも宣伝要素が混ざると、読者は「結局は宣伝か」と感じて離脱しやすくなります。

苦労して記事を書いても、信用を損ねれば本来の目的は果たせません。

本来の目的は、記事を通して「役に立った」と思ってもらい、運営者や会社への信頼感を育むことです。

これがWebで好循環を生み、将来的な顧客獲得につながります。

売り込みは必ず「広告ページ」や「サービスページ」に分け、読者が明確に理解できる形で行うべきです。

集客ページと販売ページの分離

2025年現在のSEOにおいても、「集客ページ」と「販売ページ」を切り分けることは鉄則です。

弊社がSEOを説明する時は、必ずこの集客ページと販売ページという表現を使います。

  • 集客ページ:SEOによる検索流入の入り口。純粋に有益な情報を提供する記事。
  • 販売ページ:商品の特徴や料金、導入事例などを紹介し、購買意欲を高めるページ。

SEOは基本的に集客の役割しか担いません。

販売まで担おうとすると読者が違和感を覚えるため、販売は専用ページや広告に委ねる方が成果につながります。

分ける目的は、SEO効果を最大化するだけでなく、企業ブランドを守ることにもあります。

検索で訪れた読者は「情報を探している状態」であり、いきなり販売されることは想定していません。

リアル店舗で入店直後に強引なセールスを受けると嫌悪感を抱くのと同じです。

SEO・キーワード戦略の最新動向

SEOは時間がかかると感じるかもしれませんが、継続性と安定性が最も高い施策です。

弊社もこの方法に徹しており、リスティング広告やSNS広告は一切使っていません。ブログ運営で重要なのは次の2点です。

  • 記事を検索結果の1ページ目に表示させること
  • 売り込みではなく「検索者の課題解決」に徹すること

この2点を満たした記事が、Googleから評価され続けています。

検索結果の上位に並ぶ記事を見ればわかる通り、情報提供に徹しているページこそが選ばれています。

記事を書く際には、同じキーワードで上位にある記事よりも「内容が充実している」「別の角度から解説している」ことを意識しましょう。

それが「Googleの意図=検索者の満足度」に沿った記事となります。

AI情報の根拠(参照元)になるコンテンツを目指す

現在、Googleをはじめとする検索エンジンには生成AIが組み込まれ、検索結果ページにAIの要約や回答が表示されるケースが一般的になりました。(AIオーバービュー)

このときに重要なのは、AIが情報の根拠として参照元を提示する仕組みが導入されている点です。

つまり、ユーザーがAIの回答を読んだ際に「参照元」として自社のページが表示されれば、従来の検索結果リンク以上に信頼性の高い流入経路となります。

逆に、他社の情報ばかりが引用されてしまうと、自社のページはAIからの導線を確保することが出来ず、AI情報内での存在感を失うことになりかねません。

そのために必要なのが「AIに参照されるだけのオリジナルコンテンツを持つこと」です。

自ら生み出した経験や体験等の一次情報コンテンツがそれに当たります。

  • 他の記事をなぞっただけの内容では引用対象にならない
  • 自社ならではの実例や数値、独自の調査・経験談を含めることでAIが選びやすい情報源になる
  • 読者が「ここにしかない情報だ」と感じる内容を積み重ねることが、AI検索時代のSEO対策に直結する

検索体験は「Google検索で上位に表示される」のと同時に、「AIが回答とともに引用するページになる」への進化過程にあります。

これからは「AIに選ばれるページ」も目指して記事を制作していくことが、SEOと同様に重要なSEO戦略となります。

タイトルと記事更新の重要性

SEOの自然検索流入を増やすには、タイトル設計が極めて重要です。

タイトルに検索ニーズが含まれていなければ、記事の評価は大きく下がります。

さらに、過去記事のリライトも継続的に行うことで、少なくなったアクセスを増やして行くことも可能です。

5〜6年前に書いた記事でも、加筆修正や最新情報の追記を行うことで再び上位に表示され、1日50アクセス以上を集める記事に成長することも珍しくありません。

集客のスケールアップ

1つの記事で1日50アクセスあれば、月に1,500アクセスになります。

これを複数記事で積み上げれば、月間1万アクセスを達成できます。

月1万アクセスを超えると、事業規模に関わらずインターネットからの集客が安定し、Webから新しい取引機会も生まれやすくなります。

生成AIを活用した記事作成も広がっていますが、AIに任せきりではユーザーが見てAIが書いたコンテンツだなというのがわかるため、積み上げてきた信頼を損なってしまうことになります。

AIを「ネタ探し」「下書き」「構成案」で活用するのは問題ありませんが、最終的には人が検証・加筆することが現在のSEOの必須条件となっています。

すぐに訪問者数の増加を求める場合は広告しかありません。

しかし、運営が難しいWeb広告に費用投入したくない方は、当ページで書いたような長期視点のSEOを実践する必要があります。

メールで見込み客やお客様とのやり取りが多い方は、下記動画のようなコンテンツの増やし方もお勧めです。ぜひお試しください。

投稿者プロフィール

山口 敦
山口 敦
2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界18年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら

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