ここでは、自社ホームページ内に日記を書く危険性について書いておきます。そもそも、企業ホームページは企業の事業概要、会社概要を始め、サービス内容、商品紹介、スタッフ紹介など、会社に関わる情報が中心に掲載されています。
弊社ですと「webroad.co.jp」という自社のアドレスの中に、ぎっしりとホームページ制作に関する情報が詰まっています。例えば、「abcdefg.com」というアドレスで企業ホームページを運営しているA社があったとしましょう。
企業ホームページとして運営してきて、会社概要や商品紹介のページが20ページあったとします。そこに、企業としてブログを書くことにしました。
企業サイトの中で書かれるブログなので、本来なら事業に関する内容を書くことになるのですが、仮に「abcdefg.com/」のホームページアドレスに、昨日の晩ご飯のこと、趣味のこと、休日の過ごし方、家族の話などの日記的内容を仮に80日間毎日書いて、80記事増やしたとします。
この会社の独自運営ホームページのページ数は、もともとあった会社情報の20ページを合わせて合計100ページに増えました。ここで、この会社のホームページのページ構成を考えてみましょう。ボリュームを除外してページ構成だけで考えると下記のようになります。
企業HPの情報ページ・・・・20ページ
ブログの日記ページ・・・・80ページこの意味するところは、「abcdefg.com」というホームページアドレスを通して、会社ビジネス関連の情報が2割、社員の日常日記が8割という構成に変わったということです。
何かおかしくありませんか?
ページ数を追加してコンテンツを増やせばWebからの集客で良い効果があると言っても、テーマを絞って書いていかなければ、このような見当違いの方向へ進んでしまいます。
もちろん、この会社のホームページは、何のホームページと判断されるかというと、間違いなく、「A社社員の日記ブログ」という判断になります。
会社のサービス関連のキーワードや会社商品の関連キーワードでの検索エンジンからの集客力が、社員の日記ブログ投稿数が増えるに従って、ますます難しいものとなってくるのは想像に固くありません。
こういう業務に関係のない日記ブログを作成する場合は、必ず別のドメイン(HPアドレス)で書いてください。
同じホームページのアドレスで日記ブログを書いていく場合は、必ず会社業務・商品・サービスと関連性を持つ内容で書く方が良いです。
ホームページのアドレスを分けるというのは、「abcdefg.com」のアドレスとは別の、「zyxwvutsrqponm.com」のアドレスなどで日記ブログを作るということです。
何の気なしに投稿する、会社のこととは関係のない記事が、継続して運営してきた大事な貴重な「abcdefg.com」ホームページを、集客に使えないものにしてしまう可能性も持つ、かなり危険な行為なのです。
ホームページアドレスを別にするか、日記なら無料ブログでも開設して投稿すれば良いでしょう。自社ホームページアドレスはその1記事1記事が、重要な貴社のWeb上の資産なのです。仕事と関連したまとまった内容でページ追加してください。
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山口 敦
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