こんにちは、ウェブロードの山口です。

この度、株式会社ウェブロードは、情報セキュリティの国際標準規格であるISO/IEC 27001:2022に基づくISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)認証を取得いたしました。

登録範囲は、「ホームページの企画・制作・保守、SEO集客、サイト改善コンサルティング」です。

引き続きお客様にとって「安心して選べるパートナー」であり続けることを目指し、情報管理体制の強化とサービス品質の向上に全力で取り組んでまいります。

⬇️認証の詳細はこちらからご確認いただけます
https://www.webroad.co.jp/archives/58854


SEOの最新トレンド-2025年に向けての対策

弊社では、SEOの話題は、最終的にはコンテンツに帰着するという考え方のもと、コンテンツ制作中心のSEO対応を取っています。

ただ、今回のメルマガでは少し趣向を変えて、GoogleのSEOの現状や技術的側面、来年以降のSEOトレンドをご紹介します。

1.AI主導の検索体験がさらに進化

検索エンジンのAI機能と自然言語処理能力がさらに高まります。

検索者のキーワードの入力意図を予測して、それに基づく、より精度の高い検索結果を返してくれるようになります。

すでにChatGPTなどの生成AIで実装されていますが、Google検索でも音声検索や会話での検索が一般化し、検索結果の表示形式がさらに進化していきそうです。

AI検索は入力された質問に対して瞬時に要約を作るため、入力者が欲しいと思っている回答に近い情報を一瞬で表示させます。

2.EEATのさらなる厳格化

SEOの情報をチェックしているときに「EEAT」という単語を見聞きしたことはありますでしょうか?

EEATは

  • 経験(Experience)
  • 専門性(Expertise)
  • 権威性(Authoritativeness)
  • 信頼性(Trustworthiness)

の4つのキーワードの英語の頭文字です。

特に、十分な専門性や信頼性が必要な分野においては、検索結果の上位に行くために必要な指標となります。

具体的には、医療や金融など、人の命や人生に関わる重要な分野では、情報源の透明性や信頼性がますます厳格に判断されるようになっていきます。

3.画像や動画SEOの更なる一般化

検索エンジンが画像や動画の内容を理解する能力が向上し、画像検索や動画検索の精度がますますアップします。

YouTubeショート動画や長尺動画でもSEOを意識した作り方をしなければ、見られること自体が少なくなることが予想されます。

4.マルチモーダル対応コンテンツの重要性

マルチモーダルAIとは、テキスト、音声、画像、動画など複数の種類のデータを統合して処理する深層学習AIのことです。

一般的なAIでは対応できないような、複数のタスク処理が可能であると言われています。

テキストだけでなく、画像、動画、音声がシームレスに統合された「マルチモーダルコンテンツ」が来年以降はますます注目されることになるでしょう。

これらも検索エンジンに組み込まれるようになると、複数形式のコンテンツを同時多角的に評価できることになります。

コンテンツ間でその連携をうまく活用できるサイトがSEOでは優位に(検索上位に)なるかもしれません。

5.AI生成コンテンツの規制と差別化

生成AIによる文章や画像・動画の作成が一般的になり、これらがインターネット上にどんどんアップされています。

現時点では人間が作成したコンテンツとAIが生成したコンテンツを、Googleは高い精度で区別することはできますが、生成AIの性能アップにより、将来的にはほとんど区別できなくなる可能性があります。

ただし、生成AIでは出力が難しい、人間の創造性や深い洞察が必要なコンテンツが正しく評価されるのは間違いないと考えています。

ちなみに、Googleの公式には、AIや自動化は、適切に使用している限りはGoogleのガイドラインの違反になりません。
https://developers.google.com/search/blog/2023/02/google-search-and-ai-content?hl=ja

とあります。

検索ランキングの上位表示目的でなければ、生成AIのコンテンツ制作への活用は問題ないと明示されていますので、これも知っておいてください。

6.インタラクティブコンテンツの増加

インタラクティブとは、「双方向性」という意味です。

ユーザーのサイトへの関わりを深めるために、インタラクティブな要素(クイズ、チャットボット、シミュレーター等)が組み込まれたコンテンツが広がりを見せています。

これらはユーザーにサイト滞在を促し、ユーザー視点に立ったコンテンツということになりますが、SEOの指標として評価割合が高まってくるのではないかと考えられています。

7.ローカルSEOと個人向けカスタマイズ

現在の検索エンジンでは、ユーザーの位置情報や検索履歴に基づいて、個人に最適化された検索結果が表示されるようになっています。

ユーザーの住む地域の情報を検索結果の中心としたローカルSEOは、ユーザーにとっても事業者にとってもその影響力が大きくなってきています。

精度が高くなってきているのですね。

そのため地域密着型のビジネスにとっては、今まさにSEOで戦いやすい状況になっていると考えられます。

8.ゼロクリック検索の考え方

Googleの検索結果画面がリッチ化するのに伴い、(さまざまな情報が表示されますよね)

ユーザーがどのサイトもクリックせず、検索結果画面のみで情報収集が完了してしまう「ゼロクリック検索」がますます増加しています。

サイト更新をしてない事業者様のアクセス数が年々減少しているのは、なだらかな順位の下落以外にもこれが理由になっている可能性が高いです。

ゼロクリック検索に対応するため、技術的な話になりますが、構造化データやスニペットの最適化が不可欠になります。

メルマガが長くなってきたのでご興味のある方は、構造化データやスニペットの最適化などで検索してみてください。

SEOについてご相談のある方は、下記フォームよりご相談ください。


編集後記

今回のようなSEOの最新情報は、Googleのブログやヘルプページなどで集めることができます。

自らの専門知識と経験に基づき、正確で正しい情報コンテンツを対象となるユーザーに届けることが大切です。

難しいSEOのお話を今回は色々書いてみましたが、最終的にはユーザー視点のコンテンツ制作に行き着くということで弊社は考えています。

今月もここまでお読みくださりありがとうございました!

また次回のメルマガでお会いしましょう!

投稿者プロフィール

山口 敦
山口 敦
2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界17年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら

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