WordPressでは「テーマ」というデザインテンプレートを使います。

親となる「テーマ」に対してカスタマイズしやすい「子テーマ」を使った方が良いという話がネット上でも多く見受けられます。

この「子テーマ」の扱いにつきまして、YouTubeでご質問を頂きましたので、私の考え方をまとめてみました。

ご質問いただいた動画はこちら

全ての方にとって最適とは限らないことをご了承の上、お読みください。

まず、WordPressでCSSを追加で記述する場合、下記に分けて考えてみてください。

1.「追加のCSS」を記述する場所

  • パターン1・・・子テーマを作って子テーマに記述
  • パターン2・・・テーマのカスタマイズの「追加CSS」に記述
  • パターン3・・・プラグインの「追加CSS」に記述
  • パターン4・・・記事や固定ページ個別の「追加CSS」に記述

子テーマを作って記述する一番のメリットは、HTMLのソースへの直接記述ではないということです。

つまり、HTMLのソースを見た場合に、CSSの記述が見えず、「style.css」へのリンクの記述だけになるので、HTMLソースがシンプルになり、これは従来からSEOに良いとされてきたからです。

ただ、現状を見ますと、HTMLソースに多少CSSが書かれていたとしても対してSEOにも影響がなさそうです。

そのため、若干作業が面倒になるパターン1よりも、業者ではない一般ユーザーがカスタマイズする場合、パターン2やパターン3もしくはパターン4で記述してもOKです。

HTMLソースにCSSがダラダラと書かれていたとしても、サイトの見た目は何も変わらないためです。

また、パターン2ですと、管理画面の外観から、プレビューのあるカスタマイザーでチェックしながら修正できるため、間違いも起こりにくく、こちらでの記述がおすすめです。

記述したCSSがHTMLソース部分への出力になるため、若干サイトの表示スピードが遅くなる可能性もありますが、一般的な事業者の場合は、CSSの記述は子テーマをわざわざ作らなくても良いと考えています。

注意しておいていただきたいのは、パターン2の場合はテーマを変更しますとそのCSSが反映されなくなりますし、パターン3の場合はプラグインを無効化しますとそのCSSが反映されなくなります。

パータン4もテーマやプラグイン次第で反映されなくなる可能性もあります。

パターン3やパターン4はカスタマイザーを見ながらではないので、ある程度知識のある方のほうが使いやすいかもしれません。

2.親テーマの「style.css」に直接CSSを記述して良い場合

  • パターン5・・・将来においてテーマのアップデートが無い場合
  • パターン6・・・制作会社等が独自に制作したテーマの場合

親テーマに直接CSSの記述を追加しても良いのは、上記2つの場合にほぼ限られます。

パターン5もパターン6もどちらも共通した内容になりますが、親テーマのアップデートが不要な場合です。

オープンソースで提供されているテーマでも、数年間更新がされていないテーマでしたら、親テーマの「style.css」に直接CSSを書くことで問題ありません。

弊社は子テーマをどう考えているか?

2021年5月の、LightningテーマがProからG3に変わったタイミングで、弊社サイトでは、子テーマを使わなくなりました。

現在2022年9月現在は、CSSを書かなくても、ほぼブロックエディタベースで完結しています。

Lightningテーマの外観→カスタマイズ→「追加CSS」に若干記述がある程度ですので、表示スピードを最重要視するサイト以外の場合は、子テーマは不要という判断で問題ないと考えています。

弊社は表示スピードを過度には気にしていません。あくまで重要なのはユーザーに向けたコンテンツ内容ですので、表示スピードにこだわりすぎる必要はありません。

ちなみにブロックエディタやブロックパターンを使った場合、CSSはHTMLソースに記述されますので、ここからも、今後「子テーマ」を使わない流れになってくるのではないかと予想しています。

ブロックパターンについては下記の動画をご覧ください。

投稿者プロフィール

山口 敦
山口 敦
2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界17年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら

お問合せフォームはこちら

(※営業電話が多いため留守電にしています。お急ぎの方は下記メールフォームをお使いください。)

お見積りのご依頼・打ち合わせはZOOM/GoogleMeet/お電話等、オンラインでも対応可能です。全国からお問い合わせを受付けています。
2営業日を過ぎても弊社からの連絡がない場合はメールが届いていませんので、大変お手数をお掛けしますが、下記メールアドレスにご連絡ください。

    お問い合わせの前に下記、ご確認をお願いいたします。

    任意貴社サイトURL

    必須お問い合わせ項目

    必須制作費のご予算はどれくらいですか?

    企画・設計、デザイン、画像・文章の作成、サイト内検索システムの導入等、
    ヒアリングを元にご予算やご希望に応じたお見積りをご提案させて頂きます。
    弊社制作費の費用感につきましてはこちらの記事をご参照ください。

    必須制作目的はどうお考えですか?(複数選択可)

    どこに力を抜きどこに力を入れるのか、
    ご予算とご要望の中から最適なご提案をさせていただきます。

    必須どのような機能が必要ですか?(複数選択可)

    SSL(https://~)対応、ブログ機能、スマホ対応(レスポンシブ)、
    ログイン等セキュリティ対策、ページタグSEOの最適化は標準搭載。

    必須どのような作り方がご希望でしょうか?(複数選択可)

    WordPressでの構築になりますので、お客様のご要望に比較的柔軟にお応えすることが可能です。
    企画ご提案する前に参考にさせていただく項目です。

    必須お問い合わせ内容を教えてください

    必須お名前

    必須フリガナ

    必須メールアドレス

    必須貴社名

    任意電話番号(ハイフン無し・半角数字)