こんにちは、ウェブロードの山口です。

今月は、AI検索時代に効果が大きくなってきた「過去記事の書き換え」というテーマで書いてみます。

ホームページに記事を書いて集客につなげる方法は、以前からSEOのメイン手法として多くの企業が取り組んでいますが、弊社では最近、新しい記事を書く以上に、昔書いた記事のリライト(書き換え)に時間を使っています。

理由はシンプルで、AIが登場する前と現在では、検索の状況も分析の方法も大きく変わったからです。

ご存知の通り、Google検索の結果にはAIによる概要が表示され、ChatGPTやPerplexityなどで情報を調べる方もかなり増えています。

そうした中で、およそ2023年以前くらいに書いた記事では、SEOやGoogle検索についてやGoogle Analyticsの管理画面の使い方など、今では当てはまらなくなった内容も多くなってきました。

そんな記事は実際にアクセスが減っているのですが、仮にアクセスされたとしても、古い情報内容のままでは、訪問してくださった方もその記事を参考にできず、古い情報のまま放置しているWeb会社と思われてしまいます。

会社としての信頼にも関わる部分なので、過去記事のリストとアクセス状況で判断しながら一つずつ修正対応しています。

僕が取っている方法は、情報の部分的な書き足しや追加でなく、完全な書き換えです。

具体的な作業の流れとしては、過去に自分が書いた記事をAIに読み込ませて、最新のAI利用状況や検索の動向を反映した内容に変換してもらいます。

生成AIの出現により可能となった方法でもあります。

そこに自社の事例や、お客様からいただいたご質問への回答、現場で感じたことなどを加筆修正していき、最終的にはオリジナルなコンテンツとして仕上げる方法です。

AIに出力をさせるといっても、元々は自分が書いた記事なので、基本的には過去の自分のオリジナルな情報が最新の情報に置き換わる感じです。

書き換えですとURLも変わらないので、検索エンジンからのページの歴史評価も引き継がれ、これまで積み重ねてきたコンテンツ資産を無駄にせずに済みます。

ちなみに、AIだけで作った文章は他のサイトと似た内容になりやすく、結果として検索エンジンにもAIにも評価されにくくなるため、必ずオリジナルな情報を入れて、唯一のコンテンツになるように考え、工夫を入れます。

このようにして、過去の記事を新しい情報として生まれ変わらせていく作業をコツコツ続けています。

一日一記事この作業ができれば良い方ですが、自社の営業やマーケティングは非常に重要な仕事ですので、なるべく時間を確保し、取り組むようにしています。

弊社の場合はWeb業界ということもあり、AIや検索の動きは切っても切れないテーマなので、必然的にAIに絡んだテーマが多くなっています。

この過去記事のリライト作業は、Webからの集客を考えている他の業界でも、同じように取り組んでいただければ、時間の長短はありますが、ほぼ間違いなく成果が出てくる方法です。

今ユーザーに検索された時に、現時点で通用する内容でなければ、検索結果にも表示されにくくなり、AIの参照元として取り上げられて自社サイトに誘導することもできなくなります。

特に、3年以上前に書いた記事や、アクセス数が以前より明らかに落ちている記事から優先して見直していくと、効率よく成果につながりやすいと感じています。

AIが登場する以前から、過去記事のリライトはSEOにとって非常に有益な方法の一つです。

ただ、AI検索の普及により、記事の鮮度を維持してアップデートし続ける作業は、ウェブマーケティングにとってもはや欠かせないものになっていると実感しています。

新しい記事を書くことに目が向きがちですが、すでにある記事を見直して育てていくことも、長く運営しているホームページにとっては大きな効果につながります。

ぜひ貴社でも取り入れてほしいと思います。

編集後記

たまに経営者の交流会に参加しているのですが、最近話題になっているClaude(クロード)のMythos(ミュトス)のことを知らない方も、結構多くいらっしゃるなと実感します。

僕のメルマガを読んでくださっている事業者の方には、ぜひ知っておいて欲しい内容だと思っています。

1か月ほど前にClaudeミュトスに関する記事を書きました。

Claude Mythos(クロードミトス)時代、WordPressをどう守るか

Anthropic社が2026年4月に発表した、Claude Mythos(クロードミトス)というフロンティアモデルについて、ニュースなどでご存じの方もいらっしゃると思います。 一般公開ではなく限定的な研究プレビュー枠で […]

自分が見ている情報と、他の方が見ている情報とでは、今の時代、かなり異なり、偏ったものになっていることを改めて感じます。

SNSやYouTubeなどでも、自分が今どのようなアルゴリズム状況の中で情報を受け取っているのかを、意識するようにしたいと思います。

ログイン状態のままだと、自分のアルゴリズムに沿った情報や広告が表示されてしまうため、YouTubeやSNSも可能な限り、ログアウト状態での情報収集も必要ですね。

投稿者プロフィール

山口 敦
山口 敦
2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界20年の知識と経験を生かして、自治体案件等の大型案件のWebディレクターや中小企業・個人事業主へのWeb全般のアドバイザー、SEO/AIOのコンサルタントとしても活動中。 プロフィールはこちら

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