2027年1月に廃止されるGmailの機能について
Googleは2026年8月、以下の機能を2027年1月をもって廃止すると発表しました。
- Gmailの画面から独自ドメインや外部メールアドレスを送信元として使う機能(「他のアドレスでメールを送信」)
- GmailがPOP経由で外部メールを自動取得する機能(「他のアカウントのメールを確認」)

対象となるのは、無料のGmailアカウントから独自ドメインや外部のメールアドレスを使う場合です。Google Workspaceで会社ドメインを設定している場合は対象外です。
一方、Xサーバー側で設定するメール転送(サーバーがGmailアドレスへ自動転送する仕組み)については、今回の変更の対象外です。転送設定による受信は引き続きご利用いただけます。
2026年Q3(7〜9月)より、影響を受けるアカウントにGmailから通知が届き始めています。ご自身のGmailを開いて確認してみてください。
1.ドメインの取得とメールサーバーのレンタルが必要
中堅規模の企業であっても、「○○@yahoo.co.jp」等のフリーメールや「○○@△△.ocn.ne.jp」等プロバイダ提供のメールアドレスを業務用に利用している会社をたまに見かけます。
個人事業主ならともかく、中小企業・中堅企業であれば「○○@自社ドメイン.com」や、「○○@自社ドメイン.co.jp」などのドメイン名が付いたメールアドレスを使いたいものですよね。
この記事では、フリーメールやプロバイダー提供のメールを脱却し、どうすれば独自ドメインを取得し、その独自のメールアドレスで、スマホやパソコンのどちらからもメールを送受信受信できる仕組みを導入できるのかを解説します。

実は独自ドメインでのメールアドレスを運営するためには、ドメインの取得は言うまでもありませんが、受信メールや送信メールの拠点となるメールサーバーのレンタルが必要となります。
メールサーバーというのはメールの送受信に使うサーバーのことであり、ここでは一般的にはホームページを開設する際に借りる、レンタルサーバーのことを指します。
中小規模の会社では、エックスサーバー(https://www.xserver.ne.jp/)が機能的にお勧めです。
スタンダードという一番安いプランでも500GBの容量があるため、中小企業のメールサーバーとしても十分対応できます。
この記事では、エックスサーバーを契約して、ドメインも取得し、自社のメールアドレスを作り、Gメールの仕組み使ってスマホやパソコンでも独自ドメインのメールアドレスが受信できるように設定する方法を書いて参ります。
なお、Gmailを使った独自ドメインからの「送信」については、2027年1月に廃止されることが決まっています。送信方法の代替案は記事の後半でご案内します。

2.ドメインとサーバーの紐付けという作業
多くの方が理解しづらい部分がドメインとサーバーの紐付け作業です。
ドメインとサーバーが同じようなものとして一緒にして理解されているのですが、これらは実は全く別物です。
ドメインはインターネット上の住所を表すものであり、レンタルサーバーはインターネット上の具体的なパソコンの場所を借りるということになります。
ドメインを販売している会社やサーバーをレンタルしている会社は山のようにありますが、どの会社のドメインやサーバーを利用しても、この2つを紐付けすれば、メールが使えるようになるのです。

エックスサーバー(http://www.xserver.ne.jp/)をレンタルすると、ドメインはログインすぐの管理画面の、「追加のお申し込み」というところから新規取得出来ます。
ドメインを取得すれば、ドメインパネルからネームサーバーの変更という画面に移ります。
レンタルしたサーバーという、誰もが中身を見られることを前提としたパソコンの箱の中に、ドメインという住所を接続する必要があるのです。
このドメインとレンタルサーバーとの唯一の紐付けや接続の根拠となるものが、一般的にDNS、つまり、ドメインネームサーバーと呼ばれるドメイン側(ドメインパネル)への記載事項となります。

このサーバーは、このドメインネームサーバーです、という記載がサーバーの管理画面に書かれていますので、それをドメイン側の管理画面に入力すれば、連結・接続・紐付けが完了するという訳です。
エックスサーバーでは下記のようになります。(ns1.xserver.jp~ns5.xserver.jp)
3.ドメインを登録してメールアドレスを作成する

さてレンタルサーバー側のドメインネームサーバーをドメインの管理画面に入力すれば、ドメインとあなたが契約したレンタルサーバーとの紐付けが完了します。
そして今度は、そのドメインをレンタルサーバー側に登録するという作業を行います。
エックスサーバーであれば、サーバーの管理パネルの「ドメイン設定」から取得したドメインを登録します。

「ドメインの追加設定」で取得したドメインを追加(確認)します。これで登録が完了します。
上記のように、レンタルサーバー側にドメインを登録し、一方、前パラグラフのようにドメイン側にレンタルサーバーのドメインネームサーバーを入力することにより、ドメインとレンタルサーバーとの紐付けが完了するのです。
そこまで完了すれば、レンタルサーバー側でメールアドレスの新規作成を行います。
取得し登録したドメインの@マークより前の部分はご自身で好きなように付けることができます。メールアドレスの新規作成では、これ以外にご自身の名字であったり、名前であったり、@マークより前の部分を考えてメールアドレスを作成します。
4.エックスサーバーでの新規メール作成の流れ
1.メールアカウント設定
設定対象ドメインになっていることを確認し、メールアカウント設定を開ける。開けた際は③のメールアカウント一覧画面になっています。

2.メールアカウント追加のタブに切り替える

3.メールアカウント追加画面で、メールアドレスの情報を入力する
・メールアカウント → @以降のアドレスは入力されているので、@の前にメールアドレスとして使いたい文字列を入力する。(下記の場合は”yamaguchi”)
・容量 → 初期設定で300MBとなっています。後述しますが、サーバーにメールを残す場合は少し多めにしておいてください。例えば3000MBなど。エックスサーバーはスタンダードプランでも容量が500GBありますので、少々容量を多く設定しても問題ありません。
・パスワード → パスワードは複雑な文字列を入れる。例えば14文字程度で、G$fzu4#mxN2H3*wdsEMiM8のような複雑な文字列であれば安心です。どこかにメモしておきましょう。(上記の文字列をそのまま使わないようにしてください。)
・コメント → 今設定したメールアドレスが誰のものか、何の目的で使うのかを記録しておく備忘欄になります。

4.メールアカウントの作成(確定)を押す

5.新しいメールアドレスが追加される

5.レンタルサーバー側で転送設定を行う
次に行う作業としましては、レンタルサーバー側で先ほど登録したメールアドレスを、あなたがお使いのGメール等のメールソフトへ転送する設定を必ず入力しておくことになります。
Windows Live Mail等、事務所のパソコンだけでしか閲覧できないメールソフトよりも、Gメールのように事務所のパソコンからでもスマホからでも閲覧できるクラウド型(IDとパスワードがあればインターネットに接続すれば良いだけということです)のメールソフトの方が利用価値は高いです。



パソコンやスマホでGメールを使っているということは、既にGメールのアカウントがあり、Gメールアドレスも取得していることだと思います。
下記のように、レンタルサーバーの管理画面で作成したメールアドレスの転送先として、そのスマホやパソコンでお使いのGメールのアドレスをそのまま入力してください。
メールをサーバーに「残す」「残さない」の設定があるかと思いますが、とりあえずはメールの受信漏れを防ぐために、「残す」という設定にしておけばOKです。
「残す」設定にしておけば、メールをGメールに転送した後もサーバーに送受信メールがずっと残り続けることになります。
ある程度メールが溜まってきた段階で、webメーラーにログインして、サーバー内に残っている受信メールや送信済メールを削除するという作業が必要になります。
分かりにくいところもあるかもしれませんが、初期設定で1メールアドレス当たりの容量を1ギガとか2ギガぐらいにしておけば、よほど重いデータの送受信がない限り、1年や2年は、メールの容量が上限に達して送受信できなくなるといった問題が起こる可能性も少ないです。
ここまでの一連の作業で、Gメールの管理画面から独自ドメインのメールを受信できることになります。
この転送設定はエックスサーバー側の機能ですので、2027年以降のGoogleの変更の影響を受けません。転送設定を済ませておけば、引き続きGmailで独自ドメイン宛のメールを受信することができます。
6.Gmailで受信する仕組みの確認(送信設定は2027年1月廃止)
ここまでの設定で、エックスサーバー宛のメールがGmailへ自動転送される仕組みが整いました。独自ドメイン宛のメールはGmailの受信トレイで確認できます。スマートフォンでもパソコンでも、Gmailを開くだけで確認できます。
前述「4.」の作業で、独自ドメインでのメールは全て契約したレンタルサーバーの中で受信されることになります。その受信されたメールは、あなたがお持ちのGメールアドレスに転送されます。

すべてのメールは漏れ無くあなたのGメールのアカウントに転送され、Gメールのメーラー(Gメール管理画面)中で受信できるということになります。
これで外出中にスマートフォンで閲覧したり、もしくはデスクワークの最中にパソコンでメールを確認したりといった作業が容易になります。
ここまでで受信の設定は完了です。
次のセクションでは、Gmailから独自ドメインで送信する設定について解説しますが、この機能は2027年1月に廃止されます。現在の設定状況と、2027年以降の代替手段についてご確認ください。
7.Gメールの管理画面から、独自ドメインのメールを送信する設定方法
Gこの機能(「他のアドレスでメールを送信」)は、2027年1月をもって廃止されます。
現在すでに設定済みの方も、2027年1月以降はGmailの画面から独自ドメインを送信元としてメールを送ることができなくなります。
2026年Q3(7〜9月)よりGmailアカウントへの通知が届き始めていますので、通知が届いている場合は早めの移行準備をおすすめします。
2027年以降の送信方法の選択肢
Gmailの送信機能が廃止になった後の代替手段をご案内します。
選択肢1:Gmailモバイルアプリにエックスサーバーのアカウントを追加する
スマートフォンでの送受信が中心の方にとって最もハードルが低い方法です。GmailのAndroid版・iOS版アプリへのエックスサーバーメールアカウントの追加機能は、2027年以降も引き続き利用できます。
選択肢2:ThunderbirdやApple Mailなどのメールクライアントを使う
パソコンで複数のメールアドレスをまとめて管理したい方に適しています。IMAP/SMTPの設定でエックスサーバーのメールを送受信でき、複数のアカウントをひとつの画面で扱えます。無料で使えるThunderbirdは法人・個人問わず広く使われており、セットアップも比較的簡単です。
選択肢3:Google Workspaceへ移行する
複数のスタッフがGmailの画面を引き続き使いたい場合は、Google Workspace(有料)への移行が選択肢になります。1ユーザーあたり月額数百円から利用でき、会社のドメインをGmailで使い続けることができます。今回の変更の影響を受けません。
Google Workspaceに関しては、こちらの弊社紹介リンクからのお申し込みですと、1年間10%の割引が適用されます。
最後に
2027年1月に廃止されるのは、GmailのPCウェブ版から独自ドメインで送信する機能です。
エックスサーバーからの転送による受信は引き続き機能します。
現在この設定をお使いの方は、2026年内に代替手段への移行準備を進めておくことをおすすめします。
投稿者プロフィール

- 2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界20年の知識と経験を生かして、自治体案件等の大型案件のWebディレクターや中小企業・個人事業主へのWeb全般のアドバイザー、SEO/AIOのコンサルタントとしても活動中。 プロフィールはこちら
最新の投稿
お知らせ2026年7月31日Webサーバーを移転してもメールアドレスはそのまま同じ文字列で使えます
お知らせ2026年7月27日スマイルサーバーで起きた障害からサイト運営者がすぐ確認すべき3つのこと
サイト運営ノウハウ2026年7月23日WordPressで「想定されていないか無効なコンテンツ」と警告が出たときの対処法
お知らせ2026年7月19日WordPressの重大な脆弱性と、弊社の対応について
お問合せフォームはこちら
弊社サービスをご検討いただきありがとうございます。
こちらのカテゴリ内のご質問と回答で解決できない場合は、ぜひ下記フォームよりお問い合わせください。ご相談・お見積りのご依頼は無料です。
お申込前のお打ち合わせはメール/お電話/GoogleMeet等オンラインでもご対応可能です。全国からお問い合わせを受付けています。
翌営業日を過ぎても弊社からの連絡がない場合はメールが届いていませんので、大変お手数をお掛けしますが、下記メールアドレスにご連絡ください。










