オウンドメディア運用の基本とその重要性

まずは、オウンドメディアの基本から。オウンドメディアとは、企業や事業者が自ら管理するウェブサイトやブログのことです。

これらはSEOに大きな影響を与え、事業成長のカギを握っています。

では、なぜオウンドメディアがこれほどまでに重要なのでしょうか?

その前にまずオウンドメディア運用の基本からお伝えしてまいります。

ChatGPTにて作成:https://chat.openai.com/

定義と目的

オウンドメディアとは、企業や団体が自らコントロールし、コンテンツを発信するメディア(例えば、ブログ、ウェブサイト、メールマガジンなど)のことです。

主な目的は、ブランドの認知度向上、顧客との関係構築、製品やサービスの詳細情報提供、そして最終的には顧客の獲得や売上の増加です。

コンテンツ戦略

ターゲットユーザーのニーズと興味・関心に基づいた、価値あるコンテンツの企画と制作が重要です。

定期的かつテーマの一貫性のあるコンテンツ更新が必要です。

SEO施策

SEOにより、コンテンツを検索エンジンに最適化し、より多くのトラフィックを獲得します。

キーワード戦略、内部リンク、メタディスクリプション等のメタデータの最適化などが含まれます。

外部リンクは重要な内容ですが、良いコンテンツを継続的に制作することにより、自然発生的に後から付いてくるものとお考えください。

多チャネル統合

SNS、メールマーケティング、その他のデジタルマーケティング戦略とオウンドメディアを連携させることで、より広い層へのリーチが可能になります。

ただし、得意な領域に絞って展開する、もしくは使わないという戦略もありです。

まずは自前のホームページのコンテンツを充実させる(=オウンドメディア化させる)ことが必要です。

ChatGPTにて作成:https://chat.openai.com/

オウンドメディアの重要性

ブランド信頼性の構築

高品質なコンテンツを通じて、専門知識や信頼性を示すことができ、ブランド価値の向上に繋がります。

顧客エンゲージメントの促進

相互にやり取りのできるインタラクティブなコンテンツを提供することで、顧客とのコミュニケーションとエンゲージメントを高めることができます。

SEOとの相乗効果

定期的な質の高いコンテンツは、検索エンジンでの表示順位を向上させ、結果としてアクセス数(トラフィック)増加に寄与します。

データ収集と分析

オウンドメディアを通じて収集したデータ(ユーザー行動、好み、フィードバックなど)を分析し、次なるコンテンツの制作・改善に役立てることができます。

オウンドメディアは、長期的なマーケティング戦略の一部として、企業やブランドにとって非常に有効なツールです。

適切に運用されたオウンドメディアは、商品・サービス等のブランドの信頼性を高め、顧客とのより強い関係を築くことに繋がります。

オウンドメディア運用の主要タスク

オウンドメディア運用の成功には、以下のような多様なタスクがあります。

コンテンツ企画・制作

ターゲットオーディエンスの分析から始まり、魅力的なコンテンツの企画、キーワードの選定、そして実際の記事の執筆と編集まで。

ウェブデザインと技術サポート

ユーザー体験を向上させるためのデザインと、サイトの技術的な側面のメンテナンス。

SEO施策

コンテンツのSEO対策と、検索エンジン最適化の基本戦略。

SNSマーケティング

SNSを利用したコンテンツの拡散と、エンゲージメントの促進。

必要な人員と役割

これらのタスクを遂行するためには、以下のような専門家が必要です。

ただし、この中で不可欠なのはコンテンツ制作の心臓部となるライターと編集者です。その他の専門家はサイトの規模や必要に応じてとういうことになります。

  • ライターと編集者:コンテンツ制作の心臓部
  • ウェブデザイナーとデベロッパー:サイトの外観と機能性を追求する
  • SEOスペシャリスト:検索エンジン最適化の専門家
  • SNSマーケティング担当者:SNSを駆使したコンテンツの拡散を担当

例えば、半年(約6ヶ月)で50記事のコンテンツを制作すると仮定します。

そのために必要なライターと編集者の人数を計算してみます。

一般的なブログ記事(約1,500文字〜3,000文字)を基準に計算します。

ライターの生産性 

平均的なライターは1日に1〜2記事を書けると仮定します。

編集者の生産性 

編集者は1日に2〜4記事を編集できると仮定します。

半年間での営業日数 

週5日勤務を仮定すると、約26週間。合計で約130営業日です。

ライターによる必要記事数 

50記事を130営業日で分割すると、約0.38記事/日。これは1人のライターが十分に対応できる量です。

編集者による必要編集数 

同様に、50記事を130営業日で分割すると、約0.38記事/日。これも1人の編集者で対応可能です。

結論

この計算に基づくと、半年間で50記事を制作するには、1人のライターと1人の編集者が必要です。

ただし、これは理想的な状況を想定しており、実際のプロジェクトでは記事の複雑さ、ライターや編集者のスキルレベル、他の業務負荷などによって変動する可能性が高いです。

品質管理や緊急時の余力を考慮し、追加の人員を確保することも視野に入れておく必要があります。

具体的な運用例

成功しているオウンドメディアの運用例を解析し、制作するクオリティや実際の運用スケジュール、タスクの割り当て方を考えると分かりやすいです。

どのレベルのクオリティでどのターゲットに向けて書いている記事なのか、例えば下記の3サイトのうちどれか1つに絞って解析していくと狙いが見えてきます。

メルカリの「mercan」

URL: https://mercan.mercari.com/

概要: メルカリの採用オウンドメディアで、会社の文化や働き方を紹介し、採用に活用しています​​。

サイバーエージェント「CyberAgent Way」

URL: https://www.cyberagent.co.jp/way/

概要: 「人」と「組織」に関する情報を発信し、採用活動を支援しています​​。

三井住友カード「ゼロからはじめるクレジットカード」

URL: https://www.smbc-card.com/nyukai/magazine/index.jsp

概要:専任の担当者による体制構築で成功を収めています​​。

まとめ

オウンドメディアは、SEO集客には欠かせません。

適切な人員配置と効率的なタスク管理で、SEOの成果を最大限に引き出すことは、ビジネスの規模を引き上げるためにも重要だと考えています。

継続的に自社サイトにオウンドメディアとなるコンテンツを投入していくことで、時間経過とともに想定以上の成果が出ますので、ぜひ積極的に取り組んでみてください。

投稿者プロフィール

山口 敦
山口 敦
2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界17年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら

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