Google検索でマップ表示されていますか

歯医者さんを探している人は、まずWebで検索し、口コミやホームページを見て選ぶ傾向が非常に強いです。

そのため歯医者さんのホームページは、どんな経歴の医師で・どんな技術があるか・どんな設備があるか・およその価格はどれくらいかといった患者が知りたい情報の掲載に努めておくことが重要です。

ユーザーの探し方としては多くの場合、「地域名+歯医者」のようなキーワードです。

Google検索した時には、検索者の地域のマップとともにずらりと歯医者さんが地図上にピンで示される形になります。

上記のようなGoogleマップから選ばれることが非常に多いのです。

そのため、まずはここで目立つことが必要になります。

この部分はGoogleマップに登録し、さらにGoogleマイビジネスにログインして、ご自身の歯科医の情報を記載しておく必要があります。

歯科医のホームページの制作方法

患者が「地域名+歯医者」で検索した時に、何を基準に探しているかを考えることが第一です。

多くの場合、気になった歯医者さんのホームページをしっかりと閲覧する行動に出るのですが、最終的にはネットの口コミで判断する方が非常に多い印象があります。

多くの患者の場合、一度決めた歯医者さんでずっと診て欲しい気持ちがありますので、歯医者さん選びは非常に慎重になります。

歯医者さん側ではGoogleの口コミなどは自身の力でどうすることもできないので、ホームページには患者が知りたいと思う情報をしっかりと掲載することに努めてください。

先生の学歴や経歴を重視する方もいますし、先生の顔写真の印象で優しそうな先生を選ぶという方もいらっしゃいます。

患者側としては、どの歯医者さんの先生も歯に関することならどんなことでもできると思っているのですが、ホームページ内で先生ご自身が得意な治療、持っている設備、対応できる技術、治療方針や信条などを丁寧に表現することです。

技術に関しては、レジンや水銀やアマルガムやセラミックなど、詰め物に関してだけでも、多くのキーワードが歯科業界にはあります。歯医者さんを探される方は、ご自身の症状についてネットで検索して最低限の知識は得ています。

ホームページ上に掲載するコンテンツとしては、患者が不安に思っていることに対して、分かりやすく回答していくイメージで掲載してください。

歯は悪くなると不安になりますし、頭痛や肩こり等、他の不調にもつながります。

セラミックの歯を入れたり、インプラントを行ったりすることになると非常に高額な治療にもなりますので、本当に患者側としては良い先生に当たることを願う気持ちでいっぱいなのです。

歯医者さんのホームページでは少しでも良いイメージを持ってもらえるような、そんな写真の掲載を心がけてください。

そうなると素材集の写真よりも、実際に歯科医院の待合室や、治療室や、スタッフの笑顔の写真といったリアリティのある実際の写真で表現しておく方が患者には安心で誠実です。

少しでも不安を解消できれば、信頼されるという第一関門を突破することになります。

そうして初めて、実際に電話やメールで予約といったアクションにつながります。

歯科医は非常に地域親和性の高い業種です。

今通っている歯医者さんに納得しておらず、常にもっと良い歯医者さんが近所にないかどうかを探している方というのは意外に多いものです。

多くの方は、通える地域の歯科医を選ぶ傾向にありますので、所在地をトップページにわかりやすく記載しておき、タイトルキーワードにも地域名は必ず入れておきましょう。

既にGoogleの検索エンジンは、地域性の高い「歯科」のようなキーワードの場合、検索者の地域を考えて検索キーワードに地域名を入れない検索をしても、検索した方の近所のマップを表示し、前述のような検索結果を返してくれます。

治療費をどう表現するか

治療費の掲載は難しいところです。

「どういう治療するとするといくらぐらい掛かるか?」は診察する患者様によって異なり、口腔状況も千差万別ですよね。

ただセラミック素材の歯が一本いくらからとか、○○の素材ならいくらくらい、といった業界標準的な価格であれば、おおよそでも掲載出来る範囲で掲載していれば患者にとって親切です。

ホームページに事前にきちんと価格を掲示している先生は信用されやすくなります。

ホームページを制作していく時に思うのですが、やはりオープンに出来る情報はオープンにするというのは、利用者目線になるということです。

「見る人がどう思ってくれるか」というところに視点を当てて掲載項目をお考えいただければ、歯医者さんを探している人がホームページを見た際に、患者のことをすごく理解してくださっている先生だということが文面からも伝わります。

受付対応が患者獲得のための最重要ポイント

受付の方の対応は、初めての患者にとって非常に重要です。

緊張して電話した時に受けるイメージは、歯科の先生の治療方針や歯医者さんの雰囲気をそのまま代弁することになります。

つまり、多くの情報が電話の受付で判断できるということです。

ホームページ上は親切な表現をしていても、実際に対応してくれた受付の方の応対が、なんとなく事務的であったり、話を聞いてもらえないという印象を持たれたり、素っ気ないものであったりすると、せっかく頑張ってドキドキして初めて電話した患者も、歯医者さんに裏切られたような気になってしまうものです。

ホームページやSNSなどのWebツールが集客という役割を果たしてくれたのに、電話の受付対応でコンバージョンに失敗するということはあってはならない話です。

この部分はアクセス解析などのデータを見てもわからない部分になりますので、先生は治療に忙しく過ごされているかと思うのですが、受付対応は細心の注意を払わなくてはなりません。

問い合わせや電話受付の対応は、よく教育されたスタッフか、可能な場合は先生ご自身も行うようにすると患者の離脱率も少なくなっていきます。

患者は先生と直接電話で話ができると、恐らくそれだけで先生に対する信頼は一気に増して、継続して治療を行おうと思うはずです。

技術的な表現を先生の言葉で説明してください

医療は専門的な治療が多いため、専門用語も非常に多くなります。

その専門用語を全く知らない素人相手に、分かりやすく具体例を使いながら、先生の言葉でホームページ上に表現できるようしてみてください。

歯科医院に来てくれる患者は、先生の文章を読んで来られる方も多く、ホームページで読んだ文章と実際に来院して治療を受けて感じる先生の雰囲気や話し方、知識などが異なる場合、なんとなく違和感を感じることになるからです。

理想は先生が書いた原稿をホームページに投稿することですが、他のスタッフや文章の上手な方が書いた原稿を先生が最終チェックしてホームページのコンテンツにするといった方法も考えられます。

トップページには何を表現するか

トップページは先生の顔写真を載せ、治療方針や考え方をまず理解していただくように努めます。

今はスマホでスクロールしながら、一つのページを上から下までチェックする使い方が一般的ですので、症例や治療事例をいくつかトップページにも掲載しておきたいところです。

スタッフの写真もできれば配置して、無機質にならず人の温かみが感じられる歯科医院を表現しましょう。

とにかく先生の顔写真をトップページにドンと載せてしまうことが、一番信用性の獲得という面においては有効なことです。

先生の顔写真の隣に、先生の治療方針や考え方をしっかりと文章で書いておきましょう。

土日夜間の診療などがあれば、若干の差別化は出来ますが、自身の健康を守ってもらう歯科に求めるのは、営業的な側面だけでは押しが弱いかもしれません。

もちろん、一般的にどこのホームページでも書いているような、普遍的な用語説明を書いてるだけのホームページでは、患者はよくわからず、しっかりと説明をしてくれない先生なのかもしれないという不安を与えてしまうことになります。

この先生に治療してもらいたい」と思ってもらえて、治療への熱意や患者視点での対応が伝わるようなページの作りや表現にしておきます。

ホームページ制作会社に言われた通りのテンプレートに、治療方針や予防歯科・歯周病・審美歯科・ホワイトニングなど治療の定型的な文面のコンテンツをはめ込むだけでは、訴える力も他の歯医者と代わり映えしなくなってしまいます。

綺麗なホームページでなくても、先生が言いたいこと、書きたいこと、患者様に伝えたいことをしっかりとご自身の言葉で表現することによって、ホームページが実際の歯科医院と連動し、集客・来院という相乗効果を発揮できるものとなるのです。

内容が伴うページ

まとめ

歯医者さんのホームページは、まずはサービスをしっかりと整理しておくことです。

こちらは弊社の制作事例になりますが、このようなイメージで作って頂きますと、土台となるサイトをベースにコンテンツを積み上げていけばうまく集客ができるようになってくるはずです。

https://www.webroad.co.jp/archives/news/57

後はそのホームページに集客する経路を開拓して行けば良いです。

GoogleマップやGoogleマイビジネスを始め、各種の口コミサイトが非常に大きな影響を与えてきますので、このあたりの口コミや書き込みチェックも必要不可欠です。

Webで何かあなたに関することが言及された場合に、自動的にメールが送られてくるGoogleアラートというツールがあります。

ここにあなたの歯科医院名を入力しておいて、ブログや口コミやWeb上で何か記述があった際にすぐにわかるようにしておくことはオススメです。

歯医者さんの場合は、SEOの営業電話や検索サイトへの有料登録の話などがかかってくることが多々あるかと思います。

Webで仕事をしていて思うのは、そういった営業電話は中身のないものがほとんどです。全て断って問題ありません。

私も、お客様から「SEOサービスの営業電話があって、契約した方がいいですか?」と聞かれることがあります。

そんな時は、「迷わずすべて断ってください」とはっきりと伝えています。

Googleの検索結果は、弊社もそうですが、SEOサービス会社であったとしても、Googleの仕組みにより決定されているものなのでブラックボックスになっているのです。

そのため、SEOサービスに契約して逆に順位が下がったり、先生が運営しているドメインに取り返しのつかない負の遺産を残されたりといったこともあり得ます。

Googleマップを始め、無料で集客に活かす方法はたくさんネット上にあります。

まずはご自身でWebからの集客情報を集め、取り組んでいくことが制作したホームページを活かしていく方法であると考えています。

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山口 敦
山口 敦
2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界17年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら

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