Wixの無料プランでHPを作ってみました
無料でホームページが使えるサービスが非常に充実しています。ブログでしたらご存知のアメーバブログを始めとしてほとんどのブログサービスが無料で提供されています。こちらはブログに広告を無くすとか、自分のホームページアドレスを使いたいなどの場合は有料プランへのグレードアップが必要なサービスがほとんどです。
アメーバブログに関しては、名前で検索されればOKの有名人の利用が多いのですが、Webを新規集客に活用したい場合や中小のビジネス利用ではお勧めしにくいものとなっています。
プラットフォームを利用しての自社サイト構築は、将来、サイト全体を移動させなければならないリスクを抱えることにつながると考えております。長期運営をお考えの場合は、自社ドメインを取得して、自社管理の元で運営することが将来の利益につながります。
WIXの概要
クラウドベースのホームページ作成ツールを世界190カ国で提供している会社です。
ホームページに関して、無料で充実したサービスが多く出てきています。無料型のビジネスモデルとしてはフリーミアムです。一部の有料プラン利用ユーザーからの収入で、すべての運営を賄う方式です。
期間制限 → 〇〇日間は無料使用できるが、それ以後の使用はライセンス購入や製品購入が使用の最低条件となるもの。
機能制限 → 無料で使える部分は機能が制限されており、機能が拡張されている有料版にして利用する方が便利なもの。
名刺代わりのホームページをお考えの方、会社のパンフレットを掲載しておくくらいの情報でOKとお考えの方は無料サービスを上手く利用すれば、FacebookやTwitterも併せて、全て無料でインターネットでの広報が行えます。
ただ、問題点がないのかというとそうでもありません。自分のホームページアドレスを使おうと思えば有料プランにグレードアップさせる必要があります。自分のホームページアドレスで運営したい方にはこの段階で無料ではなくなります。思い通りの修正ができるホームページをお考えであれば、プラットフォーム利用ではなく、自分のホームページアドレスで作る方を考えたほうが良いでしょう。
色々な機能が無料で使えますが、柔軟なサポートで操作フォローが欲しい人向きではありません。一律のサービス提供による低価格提供のためです。ただし、ご自身で操作方法を学習して行ける人には向いていると思います。
初期段階では無料で利用できるホームページ制作サービスは、顧客に使い続けてもらうことを前提で提供されていますので、いざ独自に集客を行っていく運営をしたい場合に、何かと不都合が生じることが多々あります。プラットフォームを利用させていただいているサービスであるということを念頭に、組み込まれたシステム内での制約が増えてくるということは事前に知っておくほうが良いと思います。
ウェブロードもWixを使ってどのようなものかを検証してみましたので、下記よりレポート的に書いてみます。
Wixの無料プランを使ってみての感想
無料プランで作ってみました。→ http://ayamaguchi34.wixsite.com/webroad
無料プランでは、最初に設定したアカウントが文字列を変えて勝手に「wixsite.com」ドメインの前に、サブドメインとして設定されていました。「wixsite.com」の後の「webroad」はこちらで付けてみました。
ファビコン(ホームページアドレスの前に表示される画像)もWixですし、広告も大きく出ていますので、ビジネス利用では無料プランは使いにくいかも知れません。
この時点で有料プランにアップグレードさせなければ、ビジネスサイトとして使うのはイメージの観点からも避けておきたいので、Wixをビジネスサイトで使う場合は有料プラン一択になると思います。
あくまでも無料プランは、「Wxの広告宣伝用」としての位置付けも兼ねたホームページになります。これはどんな無料のサービスでもそうなっていますので、無料のサービスをビジネス利用される場合は、ここで費用を惜しまないようにすることが必要です。
で、その有料プランですが、下記のようになっています。(2020.8.20現在)
有料プランでは、月500円の「ドメイン接続」プランは使えません。Wixの広告が削除されないですし、ファビコンがWixになりますので、最低限のスタートとしては月900円の「ベーシック」プランです。
有料プランにすれば、独自ドメインが接続できる、つまり、Wixで作ったホームページを自分のドメインで表示させることが出来ることになります。広告なし、独自ドメイン表示となれば、Wixを使うのであれば「ベーシック」プランを最低でも選ぶ必要があるということになります。

ここから次のページへ進むと分かるのですが、ベーシックプランは1年の契約にしなければ900円の月額費にはなりません。
それと、上記の画像に「ドメイン無料登録」とありますが、無料で登録できるドメインには制限があります。例えば、会社でよく使われる「.jp」「.co.jp」などのドメインは、Wixで登録できません。現在、Wixより「.jp」「.co.jp」拡張子のドメイン名を購入していただくことや、日本の拡張子ドメインをWixへ移管することはできません。
日本のドメインでは、外部のドメイン会社で契約して、それをWixと接続するという作業が必要になり、メールアドレス管理なども少しスマートではない方法になってしまうようです。こちらは上記リンクの公式サイトでご確認ください。
また、無料で作れることができるこのようなサービスですが、制作には人手が掛かるため、時間を掛けてホームページの構成作りや文章作成に取り組み、写真撮影や写真加工をする事が前提です。
制作も集客も中途半端になってしまえば、そこまでに掛かる労力は計り知れない損失になってしまいますので、事前に制作の進め方を考え、運営方法も検討されることが大事になります。
他社プラットフォームでのオールインワン制作は、全ての情報が一元化できて楽なのですが、逆に考えると自社のサイトで収集するお客様情報や登録する自社情報を、全て海外の会社に渡すことになるということも、昨今の情報管理の観点からは注意しておくに越したことはないと考えています。
弊社がおすすめするHP作成ツール
弊社ではほぼすべてのサイトをWordPressで作成しているのですが、様々なご依頼をお聞きしていると、WixであろうがWordPressであろうがツールは何でも良くて、とにかくランニングコストが最小限に抑えられて、かつ、ご自身で更新・修正ができるというのが一番、今現在、求められている内容だと感じています。
どのツールがあなたに合っているかは、やはりご自身で調べて、納得のいく結論を出す以外に方法はありません。
もし使うツールの選定にお時間がかかっているようでしたら、弊社では完全にWordPress一押しでお話をしております。
山口 敦
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