今まで「ドメイン」と呼んでいたのが、急に“独自”が付いて「独自ドメイン」というタイトルになっているので、ビックリされた方もいらっしゃるかもしれないんですが、独自ドメインっていうのは「ご自身のドメイン」ということです。
同じものを指します。
自分のドメインであるということで、「独自ドメイン」という表現を使っているという事です。

では今回23回目の講座は、その独自ドメインによる運営が推奨される理由ということでお話を進めてまいります。

動画でご覧になる方は下記をクリックしてください。

1)独自ドメインとは?

まず冒頭で少し触れた「独自ドメインとは」というところなんですが、契約し続けている限り自分のものです。
サーバを変更する時も、持ち運びが可能ということになります。

弊社を例に挙げてみます。
ホームページのアドレス(URL)はhttps://www.webroad.co.jp/です。
独自ドメインはwebroad.cojpの部分です。
これは以前お話しした内容ですね。
以前「ドメイン」と説明したんですが、自分のドメインなので独自ドメインという表現に変えました。

2)僕が16年前に無料ブログで作ったサイト

僕が16年前に無料ブログで作ったサイトのことです。
今が2020年なので、2004年つまり16年前に初めてライブドアの無料ブログを使ってこのサイトを作ったんですが、その時のドメインというのがこれです。
http://blog.livedoor.jp/○○○○○/
○○○○○は登録者がそれぞれが決めるIDです。
無料ブログを使う人は、自分のIDを決めればそれが自分の無料ブログのアドレスになります、っていうようなサービスなんですね。
このようなパターンは、今ほとんどの無料ブログがこういうディレクトリー形式で、登録者が決めたIDがサイトアドレスに入って、それで各自運営できるというスタイルが一般的になっています。

このアドレスで、どれがドメインかわかりますか?
いろいろな文字列が並んでいるんですが、ドメインはどこかといいますと、これ実はlivedoor.jpだけなんです。

ライブドア側から見ると、これは自分(自社)のものなので独自ドメインです。
利用していた僕、つまり登録者(ライブドアの無料ブログを使っているユーザー)側から見ると、このドメインは他社(ライブドア)管理のドメインということで、見方によって独自ドメインでないということになります。

つまり独自ドメインというのは自分が登録して管理している場合は「独自ドメイン」という表現になる一方で、ユーザーがどこかの会社のドメインの一部を使わせてもらっているといった場合、これは他社管理のドメインになって「独自ドメインではない」という表現になります。

下記画像をご覧ください。

この「ボディコンバットNAVI」というサイトは、僕が2004年から運営した趣味のサイトです。
これは今もまだドメインを変えてWordPressで存在はしているんですが、もう放置状態になっています。

この形は、当時は、結構斬新でした。
一般的にブログというと、当時は新しい記事がどんどん上に来るというパターンだったんですが、僕は赤枠を先日付(未来の日付)にしてこのブログの記事を固定的においていました。
青枠にはテーブルタグを書いてリンクを飛ばし、いろんな記事を見ていただくというやり方でした。

いやー、ちょっと懐かしいですね。
余談ですが、2005年5月4日からカウンターを付けて150万人くらいカウントしています。
実際にこれぐらいのアクセスがあったんですよ。

このブログはテーマを「ボディコンバット」という、あるフィットネスクラブのプログラムに絞りました。
フィットネスクラブ全体の中では、やっている人数は少ないかもしれませんが、そのクラブでは当時結構人気があり熱狂的なファンもいるプログラムでした。
この「ボディコンバット」というキーワードで一時、検索1位になって、すごいアクセスが増えた記憶があります。

先の日付(未来の日付)を付けて、記事をそのまま固定的に表示させるというのは、ワードプレスでいう固定ページのように使って作っていたんです。
ちょっと懐かしいというか、更新していなくて古いサイトなので消したいんですが消せないんですよね。
サイトの削除とか全部試したんですけれが、うまく行かなくてずっとネット上に残っている状態です。

でも、仮にこのページのアドレスをそのままアドレスバーに入れて入力しても、このページが表示されてすぐにリニューアル後(ライブドアからドメインを変更しました)のサイトに転送されるようにしていますので、このサイトが見られることはほぼないんですけれども、存在はしているんです。

※追記 現在はライブドアブログの削除ができています。
情報を教えてくださった方、ありがとうございました。動画概要欄にもやり方を記載しています。

3)無料サイトで起こる問題

無料サイトで起こる問題ですが、今ご覧いただいた上記サイトでどのような問題が起こったかというと、実はこのサイトのドメインを移動したくても、livedoor.jpというドメインは現在LINEの会社(社名はネイバー)が管理する独自ドメインであるため、ドメインが移動できないんですね。

さっき見ていただいたように、ブログの日付を変えて固定ページ的に使ったり、いろんなデザインを変えたりして操作をどんどんしたくなった時に、やっぱり行き詰まったんです。

ひとつの会社のフレームの中でいろんな修正は出来るんですが、自由度の高い修正とかデザインとかになると、なかなか思い通りにできないことも多くなって来て、ドメインを移動したいと思いました。

自由度の高い運営をしたいため、ブログを移行させて(つまりドメイン名の変更を余儀なくされて)1から別の独自ドメインで運用再開することになりました。

何度も言いますが、livedoor.jpというドメインは独自ドメインじゃないんです。

LINE(元々はライブドア)が管理するドメインなんで、結局自由度の高い運営する場合は「自分のサーバーにこのドメインを持って行きたい」でも「持って来れない」んです。

それで、サイトの中身だけ持って来て、ドメイン名はまた新たな出発ということで独自ドメインを取り直し、2012年からこのブログは別のドメインで再開することにしました。

無料サイトで運営していると、いずれ行き詰まったり自由度の高い運営にしたいといったニーズが出て来るんです。
もちろん、あるだけのホームページでいい場合は問題ないと思います。

web上に自分の会社の情報を置いておいて、単に見てもらえたらいいというだけでしたら無料サイトとか無料ブログでもいいと思うんですが、やはり事業用のきっちりしたサイドを作って行く、集客をして行きたい、情報発信の拠点にしたいっていうような場合は無料サイトで作らない方がいいです。
独自ドメインで運用することを推奨するというのは僕のこういう経験があるからです。
この問題が1番多いかもしれません。

4)自由度の高い運営とは?

自由度の高い運営というのは、どういうものか。
例えば・・・

  • ドメインの文字列を自分で決定できる
  • 自分が使いたいアクセス解析を使える
  • Googleの各種サービス(GoogleアナリティクスとかGooglサーチコンソールなど)を導入できる

などでしょうか。

検索の1番の主役といいますか、検索を握っているのが今日本でもGoogleです。
Yahooの検索エンジンも結局Googleのシステムを使っていますので、Googleの検索結果とヤフーの検索結果はGoogleのエンジンを使っているということなんです。

そのGoogleのサービスっていうのが、やはりホームページを運営管理していく上では使い勝手がいいんですね。
あとは情報が豊富に収集できるということと無料で使えるということです。

ですが、これらを導入したい場合、独自ドメインでない場合は他社のドメインを間借りして使っているのでこういったツールの導入はもちろんできませんので、アクセス解析を利用し、分析などししたい時に行き詰まるっていうことになるんですね。

これもさっきお話しした内容ですが、無料ブログだとその提供会社の枠に囚われた運営しかできないんですが、独自ドメインだとシステムの枠にとらわれないデザインとか自由度の高い運営(ツールを導入や最低限のルールはありますが、どんな内容を書いてもブログを削除されたりすることはないなど)とか自分の力次第で検索の上位にランキングを狙えるといったご自身で行ったことがすべてそのまま努力が反映されるといった運営ができるんです。

ここではこれぐらいにしておきますが、自前のwordpressで運営管理して行くということは、その他にもメリットが非常に多くあるんです。
細かいメリットは各自によって異なって来ますので、どういう運営をしたいかということを基にどんなメリットがあるかを検索などで調べて頂いたらいいのかなと思います。

今回の講座は以上です。

今回僕自身も久し振りに自分のサイトをこの動画を作っている時に見返したんですよ。
「まだちょっとあるかな?」って調べてみたらありました。
今回のスライドの中に「ボディコンバットナビ」も含めました。
ちょっと懐かしい感じです。

このサイトは僕がwebで起業するきっかけとなったものでもありますし、デザイン的にも15年前の無料ブログ(2005年頃)とは思えないような出来だと思っています(笑)

今から見ると、ちょっとちゃちなデザインなんですが。
当時にしては、我ながら無料ブログでうまいことカスタマイズできたなぁっていう、ちょっと誇らしい気持ちもあって取り上げさせていただきました。
ご了承いただければと思います。

ドメインのお話、3回まで進めて来ました。
あと7回ドメインが続きますが、少しずつ深い内容も加えていこうと思いますので、ぜひまた引き続きご覧いただけましたら幸いです。

こちらが最新情報です

WordPressのプラグイン
カスタム投稿でウェブサイトを簡単カスタマイズ
01メルマガバックナンバー
もっと楽しむWordPress!HP以外の使い方大公開
WordPress講座
お問い合わせフォームに管理者へメールが届いていない!?
ホームページ制作
物件情報デモサイトを公開!〜自社ホームページでも便利な機能を導入しませんか?〜
Lightningテーマの使い方
【検索・予約・イベントカレンダー】機能体験型デモサイトをオープン!
01メルマガバックナンバー
音声検索に強いウェブサイトへの変革
ホームページ制作
ドメイン・サーバー管理は制作会社にお願いした方がいいの?
ホームページ制作
企業ホームページ立ち上げの際のドメインの決め方
ホームページ制作
ホームページはWordPressで作成した方が良いですか?
Web制作の費用や相場
ホームページ制作会社選び|価格以外はどこで見分けるの?
サイト運営ノウハウ
効果のあるサイト改善「お問い合わせフォーム」の見直し
ホームページ制作
リニューアルが不要になる!簡単にサイト改善できる3項目


投稿者プロフィール

山口 敦
山口 敦
2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界17年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら

お問合せフォームはこちら

(※営業電話が多いため留守電にしています。お急ぎの方は下記メールフォームをお使いください。)

お見積りのご依頼・打ち合わせはZOOM/GoogleMeet/お電話等、オンラインでも対応可能です。全国からお問い合わせを受付けています。
2営業日を過ぎても弊社からの連絡がない場合はメールが届いていませんので、大変お手数をお掛けしますが、下記メールアドレスにご連絡ください。

    お問い合わせの前に下記、ご確認をお願いいたします。

    任意貴社サイトURL

    必須お問い合わせ項目

    必須制作費のご予算はどれくらいですか?

    企画・設計、デザイン、画像・文章の作成、サイト内検索システムの導入等、
    ヒアリングを元にご予算やご希望に応じたお見積りをご提案させて頂きます。
    弊社制作費の費用感につきましてはこちらの記事をご参照ください。

    必須制作目的はどうお考えですか?(複数選択可)

    どこに力を抜きどこに力を入れるのか、
    ご予算とご要望の中から最適なご提案をさせていただきます。

    必須どのような機能が必要ですか?(複数選択可)

    SSL(https://~)対応、ブログ機能、スマホ対応(レスポンシブ)、
    ログイン等セキュリティ対策、ページタグSEOの最適化は標準搭載。

    必須どのような作り方がご希望でしょうか?(複数選択可)

    WordPressでの構築になりますので、お客様のご要望に比較的柔軟にお応えすることが可能です。
    企画ご提案する前に参考にさせていただく項目です。

    必須お問い合わせ内容を教えてください

    必須お名前

    必須フリガナ

    必須メールアドレス

    必須貴社名

    任意電話番号(ハイフン無し・半角数字)