ホームページの制作を外注しようとした時に、「制作を依頼したいけど見積もりの相場がわからない」「見積もり項目に含まれる各費用の意味がわからない」という方が多いのではないでしょうか。
見積もり段階でどのような費用がかかるのかを正確に把握しておかないと、相場より高い金額で契約してしまうケースがあります。
そうならないためにも、各項目の意味を正確に理解し、制作費用の相場を認識するようにしましょう。
ホームページ制作料金の2つの見積もり方法
ホームページの制作を制作会社に依頼する場合、まず初めに見積もりをとって金額を確認してから発注していきます。
前提として、見積もりには以下の2種類の方法があることを理解しておきましょう。
- ページ単位での見積もり
- 工数単位での見積もり
ページ単位での見積もり
制作するホームページの規模が小さい場合は、必要なページ数×単価で見積もりを計算することが多いです。
「ページ1枚あたりで〇〇円」と決めた上で、必要なページ数を算出することで見積もり総額がすぐに計算できます。
予算を抑えた上で、シンプルなページ構成を想定している場合は、ページ単位での見積もり方法がおすすめです。
工数単位での見積もり
制作したいホームページが中規模以上の場合は、ページ単位での見積もりではなく、工数単位で見積もりをとるケースが多いです。
工数とは、特定の作業や業務にかかる一定の量を示す指標を表します。
ページの数が多く、デザインを1から作りたい場合には、項目ごとに工数が算出され、それに基づいて見積もり総額が決定します。
項目ごとの料金が可視化されるため、予算を抑えたい場合は工数が多い項目をシンプルにするなどで、予算削減のイメージがつきやすいでしょう。
ホームページ制作料金に含まれる見積もり項目
工数単位で見積もりをとる場合に、見積もりに含まれる項目は以下のようなものが多いです。
それぞれどういった費用なのか、しっかりと把握しましょう。
①ディレクション費用
ディレクション費用は、ホームページ制作を計画〜進行、確認など全体の流れに対して発生する費用です。
ページ構成や機能がシンプルであればディレクション費用は抑えられますが、大規模で機能が多い場合は、高く算出されることが多いです。
また、大規模サイトなどで担当者が複数人に渡る場合は、ディレクションに関わる人数が増えるため費用が高くなってしまいます。
②デザイン費用
デザインを1から作りたい場合、当然ですが費用が発生します。
制作会社が事前に用意しているテンプレートの中から、イメージに近いものを選ぶといった場合は、デザイン費用はそこまでかかりません。
一方で、イメージが明確に定まっておらず1から希望を汲み取ってデザインを作る場合は、高くなることが多いです。
また、デザインの候補を複数作成してもらいその中から選ぶといったケースも、デザイン費用は高く算出されます。
③コーディング費用
コーディングとは、作成したデザインを実際にホームページ上で表示するために、HTMLコードを記述する工程を指します。
デザインが複雑でページ数が多い場合、コーディングの工数が増えるためその分費用は高くなってしまうでしょう。
ページ数が多かったとしても、デザインが統一されていてページ内のテキストだけが変わるといった場合は、コーディングの工数が抑えられるため費用も抑えられます。
④機能実装費用
ホームページ内に問い合わせ機能や予約フォーム、ブログ機能などを付けたい場合、それぞれの機能別に料金が発生します。
上記で挙げた機能は一般的なホームページに搭載されることが多いため、実装工数も少なく比較的安価に搭載できることが多いです。
しかし、自社でオリジナルな機能を搭載したいとなった場合は、実装難易度によるのですが費用は高くなってしまいます。
⑤SEO対策費用
SEO対策とは集客方法の1つで、GoogleやYahooなどの検索エンジンからユーザーを集客する対策を指します。
対策方法は多岐に渡るのですが、ホームページ制作段階に対策しないといけないこともあり、対策を施すかどうかで費用が変わってきます。
長い目で見てホームページでしっかりと集客したい場合は、追加で予算がかかってしまいますがSEO対策は必須といえるでしょう。
⑥保守・運用費用
ホームページの制作だけを依頼する場合は気にする必要はないのですが、制作後の運用や保守作業を依頼する場合も当然費用が発生します。
管理するだけでいい場合は工数が少なく済みますが、定期的な更新作業が発生する場合や、ホームページの規模によっては高くなってしまうこともありえるでしょう。
ホームページの保守・運用費用について詳しく知りたい方はこちら
ホームページ制作費用の相場
ホームページを制作する場合の費用の相場は、規模やホームページの種類によって変動します。
「サービスサイト」「通販サイト」「ポータルサイト」の3つに分けて大体の相場を解説していきます。
サービスサイト | 10万円〜30万円 |
通販サイト | 30万円〜50万円 |
ポータルサイト | 100万円〜 |
サービスサイトの場合
サービスサイトとは、企業の商品やサービスを紹介するサイトのことで、ページ数は比較的少ないことが多いです。
小規模なサービスサイトであれば、ページ単位での見積もりをとるケースが多く、料金は10万円〜30万円が相場となっています。
規模が小さくても実装したい機能が難易度の高く、デザインを1から制作したいという場合は相場より高くなることもあるでしょう。
一方で、ページ数は数ページでよく、デザインもテンプレートを流用する形で問題なければ、10万円以内で制作をすることも可能です。
ECサイトの場合
ECサイトとは、Amazonや楽天市場などのように商品をホームページ上で販売するサイトのことを指します。
ECサイトを制作しようとした場合、サービスサイトと比べるとページ数が多く、ディレクション費用も高くなることが多いです。
費用の相場としては、30万円〜50万円が一般的な相場といえるでしょう。
一方で、ページの構成を制作会社のテンプレートを利用し、商品の登録などを自社で行うことで相場よりも費用を抑えることが可能です。
ポータルサイトの場合
ポータルサイトとは、ホットペッパーや食べログなどのように自社以外のサービス情報を掲載し、そこから各店舗に対してホームページに訪れた人を送客するためのホームページを指します。
ページ数が多いのはもちろんですが、ディレクション費用やデザイン費用、コーディング費用や機能実装費用など、そのいずれもが高く算出されるため、料金相場は100万円を超えることが多いです。
また、ポータルサイトは競合サイトも規模が大きいことが多いため、SEO対策費用も非常に高く算出されます。
ポータルサイトを制作しようとすると、どうしても料金は高くなってしまうため注意が必要です。
まとめ
ホームページ制作の見積もりには大きく分けて2つの方法があり、見積もり項目は主に6つの項目があります。
それぞれの違いや特徴を正しく把握し、自社で見積もりを取る際の参考にしてください。
ちなみに今回ご紹介した制作費には原稿作成料は含めておりません。
弊社ウェブロードの場合のお見積りはこちらのようになりますので、併せてご参照ください。
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投稿者プロフィール
- 2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界17年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら
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