工務店のホームページの制作方法

工務店は一軒あたりの受注金額が大きく、Webで新規集客ができれば非常に効率的です。

そのため、建築業界の中でも工務店はHPで成果を出せると魅力的な業界です。

この記事で紹介している方法を地道に継続できれば、Webからの集客は伸びていきます。

ご一読いただきまして、是非ホームページを制作した後、継続的な運営管理のできる仕組みづくりに役立てていただきたいと考えています。

工務店のホームページの制作に関しては、まずはビジュアル的にこんな家に住みたいなとか夢を膨らませてもらえるような写真をたくさん表示させておきましょう。

住宅は主に女性(奥様)が主導権を握って立地やデザインを決めていくことになりますので、女性に対して訴求力のあるページ作りということが第一に求められます。

家を建てたいというお客様で土地を持っている方は問題ないのですが、土地探しも一緒に手伝って欲しいという方も多いので、不動産に関する仕事も行える工務店ですとオールインワンでサポートが可能になります。

その場合は、土地探しもできるということをトップページに明記します。

トップページはランディングページとして制作しておき、住宅の施工事例やお客様の声の2大コンテンツをメインにすることになります。

制作ミーティング

トップページにはサムネイルでそれらの写真を表示させておき、サムネイルをクリックすればそれぞれの施工事例やお客様の声のページにアクセスできるようにして、そこで詳しく内容を掲載しておく形が良いです。

こちらのデザインは弊社で制作させていただいたワイズハウス様のホームページですが、注文住宅に関するプランの概要をトップページに表示させ、その後施工事例を掲載し、その下にはお客様の声を掲載しています。

少し下に行きますと、最新情報ブログが表示され、トップページで直接お問い合わせメールが送信できるように配置しています。

スマホで閲覧した場合は、フッターメニューの電話のアイコンをタップすれば電話がかけられますし、お問合せをクリックすればメールフォームが立ち上がります。

いずれにせよ資料請求や簡単なお問い合わせ質問をしたい場合に、すぐに連絡を取れるようにする必要があります。

こちらのサイトでは制作時には実装していなかったのですが、最近はユーザーが日常的に使っているLINEなどのSNSでコンタクトが取れるツールも組み込んでいく必要もありそうです。

全体をWordPressで制作しておりますので、後からの機能追加やトップページのデザイン追加、項目追加などお客様側でもできるようになっています。

弊社の場合は運営代行サービスの中で、デザイン追加や項目追加作業などを行っておりますので、機能的にも最新の状態が保てるようになっています。

いずれにせよ工務店のホームページは、日々変わりゆく住宅事情に合わせて柔軟な運営をしていくことが求められますので、WordPressで作っておけば都度対応したホームページ運営が可能になります。

工務店さまごとに得意分野や施工方法、スタッフの知識やサポート面、お客様に対してどのようなことができるかをお客様目線で語れるコンテンツを用意して行きましょう。

それらページコンテンツが、Googleなどの検索エンジンからのキーワード検索によるアクセスの窓口になってきます。

1つ1つのページ内容について、お客様に直接接客しているつもりで、わかりやすい表現と顧客視点を心がけてください。

事例登録をどのようにしていくか

工務店のホームページの一番重要なコンテンツは、実際に住宅を施工したお客様の事例です。

写真は十分その時に撮影されていると思いますが、出来る限り多くのお客様に了承を得て、ホームページに事例掲載をさせていただきましょう。

ホームページを見てくださった方が、ご自身もこんな家を建てたいとか、このようなリビングの配置したいとか、想像を膨らませていくのです。

工務店の建てた家

注文住宅の場合は実際に現物としての商品があるわけではありませんので、事例が商品代わりとなります。

事例写真はあればあるほど商品が増えるということです。

その事例のような家を「いいな」と思っているお客様に対して強力なアプローチになります。

一方、建売住宅であっても、住宅の外観や内装や地域の情報を詳しくホームページに掲載しておけば、ホームページの内容を読んだお客様ご自身がイメージを膨らませやすくなります。

お客様としては詳しい情報が知りたいというのが第一です。

写真や建物の状況、周りの環境、そこで実際に生活を始めるとどうなるかが具体的に分かるように、写真や映像を交えながら文章で表現していくと良いでしょう。

充実したページを1つずつ作っていくのには時間がかかりますが、現在はネット検索でお客様は情報を探しますので、Webは見ていただく営業、つまり売り込みではなく受け身にならざるを得ません。

選んでもらえるような情報コンテンツを揃えておいて、そこでお客様に判断していただき、その後、初めてお問い合わせに繋がる流れを理解しておいてください。

お客様の声をどう集めるか

施工事例と並んで重要なのがお客様のリアルな声です。

住宅販売は非常に長期にわたりお客様との関係を築いていかなければならない仕事ですので、完成お引渡しの後アンケートなどをいただきやすいのではないかと思います。

必ずWebに掲載しても良いかどうかのチェックマークの項目をつけておいてください。

家族と住む家

掲載してもよいとチェックしてくれたお客様のアンケートは、手書きであればそのまま画像をupしても良いですし、一番良いのは少し面倒なのですが、文字起こしをしてテキストでホームページに掲載しておくことです。

お客様と一緒に撮影した笑顔の写真などがあれば、お客様の声の裏付けにもなりますので、情報の信頼性も非常に高いものになります。

この場合は良い内容だけを掲載するのではなく、少しマイナスな面があったとしても、今後それをどうカバーしていくかもお客様の声の返事としてホームページに記載しておけば、正確な情報をきちんとWebでオープンにしているという印象を持ってもらえます。

ホームページを閲覧してくださる方に対して、飾ることなく正直な内容をオープンにしておくことは重要で、マイナスな面も見ていただけなければ信頼関係は築けないと考えています。

SNSは活用できるか?

制作したホームページだけでなく、情報の拡散に自社のSNSももちろん力を発揮してくれます。

ただ、SNSは自らが発信しなければならないと思う必要はありません。

SNS

ホームページやブログでお客様が必要とする情報発信を誠実に行っていれば、自分以外のSNSユーザーの方々がその情報を共有し拡散してくれますので、その力を利用することを考えた方が広がりは早く、効果も大きいです。

ただし、写真1枚だけの情報を毎日SNSに投稿する形の場合、投稿する側はそれほど労力はかかりませんが、毎日見るような熱心なユーザーは少ないと思います。

同じような写真であればいずれ飽きられますし、面白くないアカウントというレッテルを貼られることもあるかもしれません。

そこがSNSの使い方の一番難しいところで、頻繁に投稿するだけでは、投稿者本人のみが活用しているという自己満足で終わってしまうことも多いのです。

twitter画面

それが分かっている会社は、例えばツイッターであればリツイートしてくれればキャンペーンの応募資格が与えられるとか、プレゼントに応募したことになるとか、そのようなSNSの使い方をしているところもあります。

そのような使い方も、既にユーザーには目新しくなくなってきていますので、懸賞応募目的やプレゼント目的の方だけが集まってきて、実際の製品購入やサービス購入に繋がりにくくなって来ているのが現状です。

SNSで過度の集客の期待をすることは、期待外れに終わることも多いので、成果が出る方法かどうか十分に検証し、継続できるやり方を考える必要があります。

制作完了してからの更新が集客の肝

ホームページは製作が完了し、更新し続けることが集客において非常に重要です。

もはや国民のほとんどが1人1台スマートフォンを活用し、常にインターネットと接続している現代です。

必要な情報はすぐにスマートフォンから取り出せます。

例えばテレビCMを見ていた時に、リノベーションという言葉を知ったとすれば、すぐにリノベーションという言葉をスマホで検索して調べることができます。

制作中の休憩

また、自分は賃貸か持ち家かどちらに向いているのだろうと考えた時に、持ち家と賃貸比較などで情報検索をして出てきた情報をサイトから近くの工務店を知って、一度オープンハウスに足を運んでみるなどといった流れはWebの得意とするところでもあります。

多くの場合、ウェブ検索が最初に使われる場面というのは、ユーザーが何らかの疑問を持った際にそれに答えてくれる情報を探すといった使い方です。

そのような使い方をされた時に、あなたのホームページの情報がユーザーの問題解決に大きく貢献できる内容であれば、一気にあなたのホームページとユーザーの距離は縮まります。

現在のGoogle検索はビジネスキーワードにおいてサービス提供地域を自動的に判別しています。

あなたが北海道に住んでいれば、工務店の情報を検索した際に、東京や福岡の工務店が上位に表示されてくるということはまずないと考えておいてください。

つまり、求められるであろう情報とそれに応えられるコンテンツを生み出し続けることにより、Webからの継続した集客は可能になります。

住宅は直接ネットで見つけてすぐに購入するような商品ではありません。

そのような商品特性からも、ユーザーとの距離を縮めていくような、信頼される質の高い情報提供ページがどれだけあるかによって、選ばれる工務店になるかそうでないかの違いがはっきりします。

共有する

集客用のコンテンツを生み出していくためには、お客様の声に耳を傾け、1人の方が疑問を持つ内容はその後ろに多くの方も同じような疑問を持っているという認識で、真摯にコンテンツ制作に向き合っていくことです。

広告を使えば一気に何百人何千人何万人という人々に告知ができるのですが、インターネットが発達した世の中だからこそ、自ら情報を探しに来てそれに満足し、信頼してもらう形から入る選んでもらう営業の方が成約率としては圧倒的に高くなるはずです。

最初は少ないコンテンツ数でも良いので、生み出す仕組みや継続できる仕組みを作ることが工務店のホームページ制作に求められていますし、長期間にわたってお客様の信頼を獲得できる唯一の方法でもあるのです。

現在のインターネット社会では少し放置しているとすぐに情報が古くなってしまうので、やはり常にメンテナンスが必要です。

多くの工務店が簡単に登録できる外部システムの導入や広告サイトからどのように誘導するかという部分に頭を悩ませます。

ホームページへの登録作業など、実際に手間の掛かる仕事が多いのは事実です。

しかし、外部に頼って「うちはページ更新をしている」という気になってしまえば本末転倒です。

本来は全て情報は自社サイト内に集約させて、地元や特化したオリジナルの技術など小さい範囲でナンバーワンになることを目指していく、ただそれだけを実直に実行する工務店のみがWebからの集客目標を達成できることになるのです。

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山口 敦
山口 敦
2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界17年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら

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