小規模事業者は大手企業の真似をしてはいけない
SEOや検索上位表示のための方法をネットで検索していると様々な情報に出会うと思います。
それらの情報には、
Google AnalyticsやGoogle Search Consoleでどういうふうにユーザーを分析するか、実際に検索されたキーワードを分類して検索ニーズを抽出し、ターゲットとするユーザーに向けて各キーワードをテーマにした記事をカテゴリごとに掲載していくなど、難しい内容や様々な方法が論じられています。
弊社もそんな記事を書いています。
これらはある程度コンテンツを作成してきてノウハウがあり、分析すべきコンテンツがある程度の量で出揃っている事業者や、Webマーケティングに人員を割くことができたり、十分な外注予算を確保できる会社に対する内容です。
すでにコンテンツの分析にフェーズを移している会社の場合、多くの場合これらの記事が参考になるでしょう。
一方、小規模事業者や社内で十分なコンテンツ制作体制を取ることができない経営者の方も、コンテンツを作っていけばWebから集客やお問い合わせにつながることは理解されています。
しかし、時間や労力をコンテンツ作成に注ぎ込むだけの社内リソースや予算が取れないという会社の方が、圧倒的に多いのが現実です。
自社の商品サービスについて詳しく伝えよう
小規模事業者のホームページ運営の場合、まずは、まずはキーワードの分析やアクセス解析を利用するよりも、とにかく記事を書いて、自社の商品・サービスの解説やお客様に役に立つ使い方などのお役立ち情報コンテンツを量産していくことから始めてみましょう。
これが、ホームページから集客し、お問い合わせを獲得していくために最優先で進めるべき仕事になります。
まずは50記事~100記事程度の、しっかりとしたコンテンツを揃えなければ、分析も解析もあったものではありません。
逆に言いますと、分析や解析にたどり着くまでにはそれくらいの最低限の労力が必要です。
現状は、「社名」のキーワード検索で、ポロポロと月に数十件程度のアクセスを獲得できているだけといったホームページが、小規模事業者では圧倒的に大多数なのです。
大丈夫です。ここから変えていきましょう。
だからこそ、まずは音声入力を駆使してサイトコンテンツを増やしていくことから始めると、放置状態のホームページ(圧倒的大多数のその他大勢)から抜け出すことができます。
日記ブログはコンテンツとしてカウントしない
コンテンツと言っても、例えば、製造業の会社が書いているグルメレポートなどがあったとしても、そのような日記ブログは対象外です。
それはTwitterやFacebookなど外部のSNSなど、もしくはアメブロなどの無料ブログで書いてください。
事業用ホームページのコンテンツにはカウントしません。
コンテンツというのは、自社の商品・サービスの詳細説明や使い方説明など、ユーザーに対して必要な情報です。お客様の声やQ&Aも立派なコンテンツです。
ただし、コンテンツを投稿し始めてすぐにネットでWebマーケティングのことを検索し、それらを実践しようとしてもまだそのレベルには達していないことがほとんどです。
前述の通り50記事程度は早めに作っておきたいものです。
アクセス解析を本格的に利用し始めるのは、月に5,000アクセスくらいになってからで十分です。
それまではひたすら現場のお客様との会話やいただいたユーザー声の中から、どのような情報にWebではニーズがあるかを収集し、それを元にした記事やコンテンツ(これは文章や写真や音声や動画でも何でも構いません)をホームページに組み入れていきましょう。
ちなみによくご質問いただくのですが、YouTubeの動画はWordPressであれば、動画のURLを管理画面の投稿スペースに貼り付けるだけで、ビデオフレーム付きの動画の枠が出てきます。下記のような感じです。
あなたのHPにアクセスする理由を作る
何らかの情報を探すキーワードで検索結果に露出出来るようになれば、そのキーワードであなたのホームページがまだ見ぬ初めての方に知っていただけることになります。
商品・サービスについて、使い方を詳しく説明しているページが作れれば、そのページは見知らぬ誰かが友人に、「このページを読めば◯◯について詳しく載っているよ」とか紹介や共有をしてくれるようになるかもしれません。
商品・サービスを通じて世の中に価値を提供している事業者の方であれば、求められている情報が何なのかも把握できていると思いますし、それらを自分の頭の中に閉じ込めておくだけではもったいないのです。
頭の中にあるノウハウを自社のホームページで大勢の方と共有すれば、共感を得た方から、次々にお客様になっていく流れをWeb上で作ることが可能なのです。
身近な方に聞いても分からないことは、皆Webで検索しますし、近くですぐに買える商品でなければ、Webで検索して販売業者を探します。
すでにこのような検索行動が十数年にもわたって社会で行われている以上、Webから見つけてもらうことは自分からお客様を探しに行かなくても良く、お客様の方から勝手に自分のWeb拠点に来て、商品を買いたいとお客様側からおっしゃってくれるようになるのです。
ここに至るまではひたすらお客様が必要とされている情報をホームページ上で表現していくのみです。
マーケティングノウハウやアクセス解析ノウハウなどはもっともっと先の話なので、こういった小手先の分析手法などにこだわらず、とにかくお客様に役に立つ情報・あなたがお客様のために教えてあげたい内容を、Web上に展開する。これを心がけてページ作成を進めていって欲しいと思っています。
本当にこの継続だけでアクセスは増えますし、お客様からの問い合わせも時間とともに増えてくるはずです。
安定してお問い合わせが入ってくる状況になれば、営業でのお悩みも一つ少なくなりますので、新しい事業展開のことを考える時間にも使えるようになります。
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投稿者プロフィール
- 2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界17年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら
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