Google検索結果がますます充実している
あなたのサイトは昨年に比較して、Google検索結果からのアクセス数が減少しているといったことはないでしょうか?
Google検索の全体的な傾向なのですが、検索結果に十分な情報がますます表示されるようになり、検索結果に自社サイトが表示されていてもクリックしてもらえないという状況が加速しつつあります。
検索結果表示がますますリッチになって行き、わざわざ個別のページに検索結果をクリックしてアクセスしなくても、検索結果の情報で事足りるユーザーが増えているのです。
Googleの検索結果は様々なキーワードで下記のように充実してきています。検索したキーワードに関係する写真が上部に表示されれば、まずはそちらに誘導されることになります。
ジャケットとは何か?ジャケットの通販サイトは?など多数のユーザの意図を汲んだ検索結果が表示されます。
用語を調べるキーワードであれば、検索結果が辞書代わりになり、その先をクリックして進む必要もありません。
飲食関係のキーワードを入力すれば、グーグルマップに近所のお店が表示されます。各事業者の公式サイトよりもGoogleマイビジネスやGoogleマップの情報を先に目にします。
購入意図が明らかなキーワードではショッピングサイトへの画像誘導がかなり増えています。
用語を調べる意図のキーワードであれば、検索結果だけで辞書代わりになります。
前年同月比で検索結果表示回数とクリック数を比較
下記は本年11月と前年同11月の1ヶ月のGoogle検索結果でのアクセスデータの比較です。
運用のやり方や業種・目的によってアクセスレベルは異なりますが、ご参考までに列記してみます。
商品販売のためのお問い合わせ獲得を目的としたコーポレートサイト
◯Google検索結果での表示回数
2019年 27,798回
2018年 21,689回
◯上記のうち実際にクリックしてアクセスされた割合
2019年 985回
2018年 1,046回
◯クリック率(サイトにアクセスがあった割合)
2019年 3.54%
2018年 4.82%
Googleの検索結果に表示される回数は増えたもののクリック数とクリック率はともに減少しています。
情報提供ブログを毎日投稿しているサイト(全体で500~600記事程度)
◯Google検索結果での表示回数
2019年 462,000回
2018年 404,181回
◯上記のうち実際にクリックしてアクセスされた割合
2019年 22,044回
2018年 22,723回
◯クリック率(サイトにアクセスがあった割合)
2019年 4.77%
2018年 5.62%
こちらのサイトもGoogleの検索結果に表示される回数は増加したもののクリック数クリック率ともに減少しています。
立ち上げて1年ほどの、ブログ集客目的のサイト(30記事程度)
◯Google検索結果での表示回数
2019年 21,902回
2018年 25,593回
◯上記のうち実際にクリックしてアクセスされた割合
2019年 178回
2018年 26回
◯クリック率(サイトにアクセスがあった割合)
2019年 0.81%
2018年 0.10%
一方こちらのサイトは、逆にGoogleの検索結果に表示される回数は減少したもののクリック数やクリック率は大幅に増加しております。
6年前制作・ほぼ更新なしのビジネスサイト
◯Google検索結果での表示回数
2019年 14,416回
2018年 16,894回
◯上記のうち実際にクリックしてアクセスされた割合
2019年 333回
2018年 348回
◯クリック率(サイトにアクセスがあった割合)
2019年 2.31%
2018年 2.06%
こちらのサイトはGoogleの検索結果に表示される回数は減少したもののクリック数やクリック率はほぼ横ばいといった感じでしょうか。
弊社でリニューアルして約2年のレンタル業サイト
◯Google検索結果での表示回数
2019年 62,191回
2018年 48,437回
◯上記のうち実際にクリックしてアクセスされた割合
2019年 2,072回
2018年 1,096回
◯クリック率(サイトにアクセスがあった割合)
2019年 3.33%
2018年 2.26%
こちらのサイトはGoogleの検索結果に表示される回数が大幅に増加しそれに伴ってクリック数は倍近い伸びを見せています。
お問い合わせ獲得型目的のコーポレートサイト(更新頻度低)
◯Google検索結果での表示回数
2019年 29,644回
2018年 17,456回
◯上記のうち実際にクリックしてアクセスされた割合
2019年 942回
2018年 570回
◯クリック率(サイトにアクセスがあった割合)
2019年 3.18%
2018年 3.27%
こちらのサイトはGoogle検索結果に表示される回数が増加しそれに伴ってクリック数も増加しております。
当サイトのGoogle Search Consoleのランディングページ
◯Google検索結果での表示回数
2019年 84,063回
2018年 30,986回
◯上記のうち実際にクリックしてアクセスされた割合
2019年 452回
2018年 441回
◯クリック率(サイトにアクセスがあった割合)
2019年 0.54%
2018年 1.42%
検索結果への当ウェブロードサイトの露出は前年同月比で2.7倍に増えていますが、クリック数はほぼ横ばい、クリック率はかなり低下しています。
今回ご紹介した他サイトに比べて、クリック率はかなり低くなっています。Web関連は情報もWeb上に多いため、競争がかなり激しいのが伺えます。
ここから見える最近のGoogle検索の傾向
今まで見てきましたように、業種業界やサイトの特徴やどのような商材を扱っているかによってGoogleの検索結果での表示回数やクリック率は異なります。全体的な傾向としては、表示回数に対するクリック数やクリック率が減少しています。
下記サイトの情報などもあわせてご参考ください。
【調査データと考察】一切クリックされない検索は全体の49%。今後は少数の圧倒的勝者にトラフィックが集中する
何らかの検索キーワードにおいて、Googleの検索結果がますます充実してくるのは今後避けられません。
そのため、各ページの検索結果に、自社のサイトがどのような状況で表示されているかをまず確認し、出来る限り充実させ、目立たせる必要があります。
もちろんGoogleという検索エンジンだけに頼らず、余力があれば、SNSからの流入やYouTubeからの流入も増やしていきたいところです。
特にYouTubeというプラットフォームを使っての動画集客は、今後のWebの動向次第では、テキストや写真よりも主となる可能性が高いので、個人・中小・小規模事業者も、動画投稿への抵抗感を少なくして、集客の切り口の一つとして考えるべきだと考えています。
Google検索だけで勝負していると結構疲弊しますので、アナログも含めた他の入り口も強化していく必要がありそうです。
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- 2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界17年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら
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