「自社のホームページを作りたいけど、予算がないからとにかく格安で作りたい!」という企業様は多いのではないでしょうか。
しかし、格安でホームページを作ってしまうと、思ったように成果が出ず、作ったはいいが意味がないということになりかねません。
そこで今回は、なぜ格安でホームページを作ると成果が出ないのか、成果を出すためにはどうしたらいいのかを解説します。
ホームページの成果とは
そもそもホームページにおける「成果」とは具体的にどのようなものを指すのでしょうか。
曖昧に成果が出ないと言っても明確にそれが定義できなくては、成果が出る・出ないの判断は下せません。
一般的にホームページにおける成果とは、「ページビュー数」と「成約数」の2つを指す場合が多いです。
それぞれどのような指標なのか、説明します。
ページビュー数
ページビュー数はPV数と表現されることが多いのですが、ホームページが何回見られたかという数値を指します。
「1PV=1回誰かがどこかのページを表示した」という認識で大丈夫です。
ページビュー数は、Googleアナリティクスという無料のツールで簡単に確認ができます。
扱っているサービスや企業の認知度などによりますが、1日や1ヶ月といった一定の期間において想定していたページビュー数がなかった場合、成果が出ていないと言えるでしょう。
なお、Googleアナリティクス上でページビュー数は以下のように表示されます。
この場合、「2021年11月〜2022年1月31日」の間に「159,666回」のページビュー数があったと見て取れます。
成約数
成果の指標としてよく挙げられる項目に「成約数」という指標もあります。
成約数とは、問い合わせや資料請求、web申し込みなどのホームページ上で訪れたユーザーが、何かしらの成約をした場合にカウントされる指標です。
ページビュー数よりも直接売り上げに影響が出る指標なので、より成果が出たかどうかの判断に用いられることが多いです。
いくらページビュー数が多くても、ホームページ上の成約数が少なければ売り上げにはつながりません。
企業を知ってもらいたい、認知度を高めたいという場合はページビュー重視でいいですが、売り上げも含めて成果を判断する場合は成約数も必ず抑えておく必要があります。
また、成約数もページビュー数と同様にGoogleアナリティクスで確認することができます。
この場合、「2021年11月〜2022年1月31日」の間に「258件」の成約があったと見て取れます。
格安でホームページを制作すると成果が出ない理由
一体なぜ予算をかけずに格安でホームページを制作してしまうと、ページビュー数や成約数といった成果が出ないのでしょうか。
考えられる3つの理由を解説します。
集客が意識されていない
最も大きい理由が「集客対策がされていない」という点です。
集客対策がされていないと、ホームページに訪れるユーザー数は少なく、ページビュー数も少ないままです。
企業がホームページを持つことは当たり前とも言える時代なので、世の中にホームページは膨大な数があります。
その中で自社のホームページを見てもらうためには、集客対策を何もしない場合、ほぼ誰にも見てもらえないということになってしまいます。
集客対策の方法はさまざまなものがありますが、専門知識がなくては対策できないことが多く、対策するためにはある程度の費用が必要になります。
格安でホームページを作る場合、集客費用はサポート外の場合が多いため、集客できないホームページが出来上がってしまうのです。
最低限の機能しか搭載されていない
格安でホームページを作る場合、最低限の情報や機能しかホームページに搭載することができません。
そのため、そもそもweb申し込み機能や問い合わせ機能が実装できないケースがあります。
その場合は、会社概要やサービス紹介の案内が中心で、問い合わせのためにメールアドレスや電話番号が記載されている程度の場合が多いです。
ホームページを見て電話やメールから申し込むユーザーは減っており、成約数を意識するのであれば、申し込み機能や問い合わせフォームは必要不可欠と言えます。
しかし、格安で作る場合はそれらの機能が実装できないこともあるため、成果につながりにくくなってしまうのです。
導線設計ができない
また、ホームページ上に問い合わせフォームやweb申し込み機能があったとしても、そこに至る導線設計が十分にできていなくては成約数が減ってしまいます。
ホームページに訪れたユーザーがどういう目的で訪れ、どのページを遷移し申し込みをするのか、そこまで考えて設計した上でホームページを制作する必要があるのです。
そうしなくては、成約率の低いホームページが出来上がってしまうでしょう。
予算を抑えて格安で制作する場合は、導線設計を十分に行えないケースが多いため、成果が出にくくなってしまうのです。
成果の出るホームページ制作の2つのポイント
それでは、成果を出すためにはどのようなポイントを意識して制作する必要があるのでしょうか。
重要なポイントを2つご紹介します。
集客対策に力を入れる
前述したように、ホームページの数が膨大にある現代社会において、集客対策がなされていなければ誰もホームページを見てくれません。
最近主流となっている集客対策は大きく分けると以下の3つがあります。
①SEO対策
SEO対策とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンから訪れるユーザーの数を増やすための対策です。
ホームページの構成や掲載するコンテンツなどがとても大切となっており、専門の知識を用いなければ対策することが難しいところです。
集客のためにはホームページに掲載するコンテンツをユーザーが探している情報にする必要があります。
ユーザーがそのコンテンツを読んで問題を解決することができれば、ユーザーからの信用を高めることに繋がります。
サイトの信用が高まってくれば、集客のみならず、販売している商品やサービスの購入に進んでくれるユーザーが現れてきます。
②広告出稿
広告出稿は予算をかけて、さまざまな媒体に自社の広告を出す手段です。広告にも種類があり、フェイスブック広告やYouTube広告、リスティング広告などさまざまです。
広告の飛び先のページ(ランディングページと言います)のクオリティを高めておくことも必要ですし、成果を出すための試行錯誤の期間が必要なため、少なくない広告予算を確保しておく必要もあります。
③SNSマーケティング
SNSマーケティングは、TwitterやInstagramなどのSNSツールで自社のアカウントを作成し、フォロワーを集めそこからホームページに誘導する方法です。
自社で行う場合費用はかかりませんが、SNSに慣れている人材が必要不可欠です。
このように、集客対策は複数種類がありそれぞれに特徴があります。
自社のホームページと相性がいい対策を選び、予算をかけて対策をすることで初めて成果につながるのです。
成約を意識したページ設計にする
こちらも前述のように、ホームページに訪れるユーザーの数が増えても、それが成約につながらなければ、売り上げにはつながりません。
そのために、自分がホームページに訪れるユーザーになった場合を想像し、自分だったらどのような情報が欲しいか、どのように案内されたらスムーズに問い合わせるかなどを入念に検討しましょう。
その設計に従ってホームページを作って初めて成約数という成果につながります。
まとめ
ホームページを作る場合、十分な費用がかけられず格安で作りたくなってしまうことが多いかと思います。
しかし、格安で制作した場合集客ができず、成約にもつながらないため、成果が出にくいホームページになってしまいます。
そうなってしまうと、格安とはいえ作った意味がなくなるため、ホームページはある程度の予算をかけ、しっかりと計画を立てて制作していきましょう。
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- 2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界17年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら
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