ホームページアドレスの最後についている「/」。
名刺や会社案内などを作成する時に誰しも悩んだことがあるのではないでしょうか?
結論を言いますと、ホームページのアドレスの最後の「/」はつけた方が良いと覚えておいてください。
細かい論点を辿っていくと、付けなくても大丈夫という結論にはなるのですが、一般的には付けることが正しいという理解で問題ありません。
メールアドレスでは「/」はつけないのですが、ホームページでは「/」をつけましょう。
「/」をなぜ付けるべきか?具体的な説明
「/」があると、「index.html」など、いわゆるフォルダ内の優先順位の高いファイル(インデックスファイル)を探しに行きます。
そのインデックスファイルが見つかった時に、一回でそれを表示する形になります。
ちなみにインデックスファイルの優先順位はサーバーによって異なりますが、一例を挙げると下記のようになります。
- .index.html
- .index.htm
- .index.cgi
- .index.php
- .index.shtml
「/」が無いと、アクセスしたそのページがフォルダではなく、ファイルとして認識し、そのファイルを探しに行きます。
もちろん「/」を付けていないだけなので、ファイルはありません。
その時サーバーは、ファイルでは無いと判断し、「インデックスファイル」を再度探しに行くことになります。
そのため、サーバーの負担が1アクセスにつき1往復分多くなります。
3パターン別に考えてみましょう
- A https://abcdefghijk.com/(スラッシュあり)・・ディレクトリ内から探す
- B https://abcdefghijk.com(スラッシュなし)・・このファイルを探す
- C https://abcdefghijk.com/index.html(インデックスファイル付き)・・このファイルを探す
Aのようにドメイン名の後に「/」(スラッシュ)が付いていると、「ディレクトリ」を表します。例えばWindowsのエクスプローラーのようにフォルダの中身を表すのと同じです。
一方で、Bのように「/」がついていないと、サーバーにファイルであると認識されます。Windowsのエクスプローラーであれば、例えば「.xlsx」「.docx」拡張子のついた「ファイル」を表します。
Cは、ディレクトリ内の「index.html」というファイルが指定されている形で、Aのディレクトリ内に「index.html」ファイルがあれば、結果的にはAとCは同じページを表示します。
Bは、そのホームページのアドレスが直接ファイル名という形になっています。
そのため、アクセスがあればそのファイルを直接探しに行きます。
しかし、Bはファイルではありませんので、見つからず、ファイルが見つからない場合は、多くのサーバーで、再度「/」を付けた形(Aと全く同じ形)でファイルを探そうと試みます。
つまり、B(https://abcdefghijk.com(スラッシュなし))でアクセスをした場合は、サーバーから、
→ 探してみたけど、そんなファイルはないよ(1往復目)
→ いやそんなことはないので、もう一度探してみてよ、
→ 分かった。じゃあ今度は「/」をつけて探してみるよ、
→ あ、あったよ!このページ(index.html)だね?(2往復)
という流れになります。
つまり、「/」の無い形で、ホームページのURLをQRコードなどで公開し、一斉にアクセスを集めた場合、通常1回のアクセスで返事をすれば良いだけのサーバーが、2回動作をすることが必要になります。
結果的に、余計な負荷がサーバーにかかることに繋がります。
Googleのサイトなど、Webの情報をチェックしておりますと、特に「/」がなくても検索エンジンやサーバーは問題なく処理をしてくれるようなのですが、基本は「/」をつけてのホームページの表記にしておくことが良いと考えています。
名刺や会社案内など、ホームページのアドレスを載せる場面では、Aの形(「/」が最後に入っている形)で表示させておかれることがおすすめとなります。
メールアドレスに関しては、もちろんディレクトリなど関係なく、文字列そのものが「メールアドレス」ですので、スラッシュは付かないという説明がわかりやすいと思います。
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投稿者プロフィール
- 2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界17年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら
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