コンテンツ主義でSEOから集客していくためには、ブログに投稿した記事が永久的に検索され続けるようにしておかなければなりません。
永久に検索され続ければ、そのキーワードでずっと集客ができることになり、広告費用を掛けることなくお客様を獲得し続けることになります。
こんな夢のような話が本当にあるのかと思われるかもしれません。
これはサイト運営者の永遠の望みです。
実際にあなたが検索し、5年や10年ぐらい前の記事が出てきたときに、なぜその記事が検索の1ページ目に出てきているのかということを考えると取るべき方法が見えてきます。
どうしたら1ページ目に来るかというのは、全てを確率的に決めつけることができないのでケースバイケースです。
検索エンジン自体が進化していますし、世界の流れも変わってきているので、ずっと1ページ目に座り続けることは非常に難しいのです。
しかし、今回それを実践しているサイトコンテンツをひとつご紹介します。
例えば「日曜大工 犬小屋」というキーワード
下記のアドレスのページをご覧ください。写真は下記サイトからお借りしています。
http://vicdiy.com/products/doghouse/doghouse.html
このページはとあるホームページの1ページであり、「日曜大工 犬小屋」というキーワード検索で1ページ目の上から3番目に表示されるページになります。(2018.10.9現在2ページ目くらいになっていましたが、2022年4月現在、「日曜大工 犬小屋」では圏外になった模様です。ただ、「犬小屋 製作」では、名4ページ目の一番上に来ています。)
このページ、実はタイトルは「犬小屋の製作」とだけ書かれていますが、コンテンツ的には非常に充実した、具体的な犬小屋の作り方をこと細かく書いているページになります。
記事の日付をみると、最後の「塗装」の所で2002年11月28日とあります。
つまり、今から丁度20年近く前の記事になるのです。当時の内容そのままで放置されていると思われます。
特に僕が犬を好んでいる訳でもなく、適当にキーワードを打ち込んで検索結果を眺めていて、目に付いただけのページなのですが、こういった過去の記事が継続的に今も検索の上位で閲覧され続けているページというのは、インターネット上には膨大な量のページで存在しているでしょう。
このページで言えることはただ一つ。
コンテンツがテキストと写真で構成されており、製作構想から設計から組立加工まで、また最終的に塗装まで、日曜大工で犬小屋を作ろうとする人が必ず通るであろう内容が、1ページで完結しているというところがポイントです。
デザインなんか関係ありません。役に立つかどうかだけです。
きれいなページを作ることに時間を掛けるのは単なる自己満足であり、お役立ち情報の質を高めることに時間を使うべきなのです。
ページの良し悪しを判断するのは機械としての検索エンジンではなくて、生身の人間としての訪問者なのです。
例えばこのページの一番下に、この犬小屋を作るのに必要な木材のキットを販売しているページを紹介しておくと、そこからこの犬小屋を作りたいという人が、高い確率でそのキットを購入するに至るでしょう。
このページは一見、商売目的のページではないので、木材キットなどの購入につなげるようなページへのリンクや広告が全く貼られていません。
でも実は、日曜大工製品の販売店が運営しているサイトなので、非常にもったいないWebサイトの作りをしているなと思います。
リンク誘導が適切ではありません。メインである販売サイトの検索結果押上効果には一役買っていますが。。。
この作りですと、このページだけ見て終わりになってしまう可能性が高いです。
いくら充実したコンテンツページであっても、印刷されてしまえば、リンクをクリックして販売店に移動してくれることも無くなるのですから。
印刷する前にリンクをクリックしてもらわなければなりません。
また、このページは、たとえアフィリエイト広告を貼っていたとしても、この犬小屋を作るために必要な木材キットであれば、検索エンジンは順位を下げるようなことはしないでしょう。
むしろ、このページを読んだ方がそういう木材キットの販売ページを紹介して欲しいと思うのは自然の流れであり、当然のことなので、商売的な匂いがあったとしても検索結果の上下動にはほぼ影響を及ぼさないものと考えます。
長期に渡る安定・継続した上位表示のためには
つまり継続した上位表示のためには、この例からも分かるように、他者が真似できないような充実したコンテンツを1ページ完結で写真とテキストで作るということに尽きるのです。
このページの管理者がもし、犬小屋の木材キットを販売している業者であれば、20年もの間、広告を使うことなくこのコンテンツの1ページだけで継続した売上を上げていたことにつながっていたでしょう。
例えば、20年もの間広告を継続的に出していれば、それはかなり多額の費用が発生したに違いありません。
広告はランニングコストなので売り続けることには貢献してくれますが、継続した費用が発生してきます。
こういったコンテンツ至上主義とは違い、広告はうまく収益と費用の計算をして利益が出るように管理し続けなければ、マイナスの投資になることももちろんあります。
広告の管理には人的コストも掛かります。人員の少ない中小企業ではその方法は取らないほうが良いとさえ言えます。
やり方もよく分かっていないまま出稿する安易なウェブ広告よりも、人と会うことになる展示会とか展覧会に出て行くほうが良いです。
キーワードを適切に選び、この犬小屋の例のようにコンテンツをしっかり作り込めば、場合によっては10年以上もずっと上位に君臨し続け、継続した収益をもたらしてくれる媒体になってくるのです。
これがWebからの集客の醍醐味であり、美味しいところです。
コンテンツ作成時に費用は掛かりますが、一度キーワードを上手く設定でき、こっそりと人知れず集客できるページを作り込めれば、同じそのキーワードであなたが作ったコンテンツ以上のコンテンツが現われてれてくるまではずっと上位に居座ることができ、収益を上げ続けることが可能なのです。
これがコンテンツ至上主義のwebにおける戦略です。
もうひとつメリットとしては、一般的に広告は嫌われますが、コンテンツはほとんどの人に好かれます。
なぜなら、ありがたい情報が掲載されているからです。
そのため、情報を教えて頂いたというありがたい気持ちになり、そのサイトで購入しても良いかという気持ちになるのです。
これはwebでよく言われている「返報性の法則」という人間心理に基づいた行動パターンであり、理にかなっている内容です。
頂いたもの(情報)はお返し(購入)しなければという気持ちになるという人間心理です。
広告よりも、この記事で勝手にご紹介させて頂いた「犬小屋 日曜大工」キーワードで上位表示し続けている例を参考にして、まさにこのようなお宝キーワードを探してコンテンツを投入するという正攻法に頭を使うべきなのです。
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投稿者プロフィール
- 2004年頃の会社員時代からブログ作成を始める。ブログ作成が楽しくなり、そのまま趣味が高じて2006年にホームページ制作で起業、2008年に株式会社ウェブロードを設立。現在は、個人・中小事業者のWordPressサイト制作・改善を中心に、Web業界17年の知識と経験を生かして、大型案件のWebディレクターとしても活動中。 プロフィールはこちら
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